DiaryINDEX|past|will
2007年12月17日(月) |
Kenさんの奥様の一周忌法要を終えられたとのことなので、音楽を捧げます。 |
◆Kenさんの奥様が急逝されて早いもので一年経ちました。
私は年中、ここで音楽について知ったかぶりを書いていますが、私などとは次元が違う、
音楽への情熱、感受性、系統だった知識をお持ちで、アマチュア・オーケストラのコンサート・マスターを務めておられる方が、
Kenさんです。
昨年12月26日に、なんということでしょう。奥様が急逝されました。
Kenさんの胸中とこの一年のご心労、ご苦労は私の想像などを遙かに超えたものだと思いますが、
今日、Kenさんのブログを拝読したら、一周忌の法要を終えられたとのことです。
いつも、私の知ったかぶりを寛大に見逃して下さり、さりげなく深い洞察を与えて下さるKenさん。
私も奥様の一周忌に何かできればと考えましたが、やはり音楽だ、と思いました。
弔事はなによりも優先されるべきことです。
時事問題もベートーベンも今日は中止です。
◆Kenさん、お子さん達、亡き奥様に聴いていただければ、と、無い知恵を絞りました。
どのような音楽にしようか、と一瞬考えましたが、これは、鎮魂の意味で捧げる音楽ですから、奇を衒うべきではない、と思いました。
Kenさんが直接御存知だったという、チェコの指揮者ズデニェク・コシュラーさん指揮、スロバキア・フィルの演奏で、
モーツァルトの遺作、「レクイエム」から第8曲、Lacrimosa(涙の日)。最後、「アーメン」で終わります。
ダウンロード Lacrimosa.mp3 (3157.2K)
胸が締め付けられるようです。
やはりモーツァルト最晩年の大傑作、「クラリネット協奏曲」より第二楽章。
昨年も載せましたが、Kenさんの心と奥様の魂が休まることを祈って。
ダウンロード Mozartclarinetconcerto2nd.mp3 (11016.2K)
最後は、一見、相応しくないように聞こえるかも知れませんが、
お嬢さんが一生懸命勉強なさっているトロンボーンの協奏曲を載せます。
フェルディナンド・ダヴィドのトロンボーン小協奏曲より第一楽章。
本来、演奏がとぎれることなく第二楽章へ移るので、第一楽章の終わりがやや不自然ですが、まあ、気にしないで下さい。
トロンボーン・ソロはKenさんのお嬢さんが大好きだ、というクリスチャン・リンドベルイです。
ダウンロード DavidTromboneConcertino.mp3 (7344.7K)
ダヴィッドという人は、メンデルスゾーンが指揮者を務めていた、ライプツィッヒ・ゲバントハウス管弦楽団の
コンサート・マスターで、かの有名な、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲の初演でソロを弾いた人です。
ヴァイオリニストがトロンボーン協奏曲を書いた、というのはとても面白い。
トロンボーンの猛々しさと優しさ、堅さと柔らかさの両方を上手く使い分けた名曲です。
演奏開始後約3分後のメロディー(曲の冒頭と同じですが)実に実に美しい。
奧さん、お嬢さんがやがてこのコンチェルティーノ吹くのを楽しみにして、応援してあげて下さい。
Kenさん、どうも選曲、センス悪くてすいません。
奥様のご冥福を改めてお祈り申し上げます。
駄文をお読みになり、お気に召した場合、エンピツの投票ボタンをクリックしていただけると、幸甚です。画面の右下にボタンがあります。
2006年12月17日(日) 11月は外来オーケストラは凄い顔ぶれだった、という話から連想したこと。
2005年12月17日(土) 「浅田真央のトリノ出場 会長、改めて否定−−国際スケート連盟」ガイジンに対してはここで黙ってはダメなのだ。
2004年12月17日(金) 「ジャーナリスト鳥越氏ら6人、19日の特別番組『NHKに言いたい』に出演」 民放もいい加減じゃないか。
2003年12月17日(水) なし崩し的に憲法とイラク復興支援特別措置法を無視する首相と防衛庁長官
2002年12月17日(火) インフルエンザ脳症と解熱剤