JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆記事:テロ特措法延長に反対=民主・小沢氏が米大使に言明 (8月8日21時2分配信 時事通信) 民主党の小沢一郎代表は8日午後、党本部で米国のシーファー駐日大使と初めて会談した。 ◆コメント:これがまっとうな論理だ。よくぞ、云ってくれた。 小沢代表は 「米国がアフガニスタンで始めた戦争は国連で承認されたものではない」 ことを、米国に対して明言した初めての日本の政治家である。これが当然の論理なのだが、よく言ってくれた。 テロ特措法は、記事の中でも説明があるとおり、911テロの後、米国を攻撃したテロリストを捕まえるのだ、 といって、アメリカが勝手に始めた戦争を日本が支援しようとする法律である。 しかしアメリカは、小沢代表が言うように、国連がauthorizeしていないのに、勝手にアフガニスタンに侵攻したのである。 つまり、小沢代表は「アフガンなどでの米国の武力行使は、違法行為であり、日本は違法行為を支持できない」 という見解を表明したのであって、これは正しい。 ◆イラク戦争の違法性と完全に同一である。 米国はアフガン侵攻後、2003年3月にイラク戦争を始めた。 ◆今まで、国会では、「イラク戦争の大義」とか「大量破壊兵器」という言葉しか聞かれなかった。 テロ特措法を制定したときの国会議論は良く覚えていないが、イラク戦争に関して、野党が与党を追及するときに、 「イラクが大量破壊兵器を保有しており、それがテロリストの手に渡れば、明日にでもアメリカ本土が攻撃されるかも知れない、」 ことを、イラク戦争開始の正当性の根拠としていたが、国連憲章を読めば明らかなとおり、 仮に、本当にイラクが大量破壊兵器を保有していたとしても、それが、自動的にアメリカの武力行使を正当化することは無いのである。 結論的に繰り返すが、小沢代表が、駐日アメリカ大使に向かって、アメリカの行為の違法性を指摘し、違法行為は支援出来ない、 と言明したことは、本当はそれが当たり前なのだが、論理的・合理的に正しく、憲法の規定に適っている。 今までの日本の態度、即ち 「アメリカの機嫌を損ねると大変だから、国際法上の違法行為であるが、これを支持しよう」 という打算的な政府の姿勢が間違っていたのである。 【読者の皆様にお願い】 駄文をお読みになり、お気に召した場合、エンピツの投票ボタンをクリックしていただけると、幸甚です。 画面の右下にボタンがあります。 よろしく御願いいたします。
2005年08月08日(月) 自・公で過半数得られなければ退陣…首相が明言 ←「郵政以外のことを何もしなかった解散」ですな。
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