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2007年06月07日(木) |
「盗聴問題TBS社長『ばっかじゃないか』」←安倍首相と同類だね。バカは社長だ。 |
◆記事:盗聴問題TBS社長「ばっかじゃないか」
TBSの情報番組が、ゴルフの関東アマチュア選手権に出場した石川遼選手(15)のプレー中の声を無断で拾うため、
同じ組の選手にマイク装着を依頼した問題で、番組のスタッフが別の2選手にも依頼を試みていたことが、6日分かった。
同局によると、2選手も石川選手と同じ組。
1人は所属先に問い合わせたが本人には接触できず、1人は所属先にも連絡がつかなかった。
一方、依頼を受けた選手は
「いったん断ったが『協力してくれれば、それなりに費用は用意させてもらう』と懇願された」と証言しており、
この点についてTBSは「調査中」としている。
TBSの井上弘社長は同日の定例会見で「ばっかじゃないか。非常に腹立たしいし不愉快。(石川選手には)申し訳ない」
と話した。 (日刊スポーツ - 06月07日 02:41)
◆コメント:最高責任者である、ということ。しかもTBSであるということ(後述)。
最初にお断りしておくが、私はゴルフには全く関心が無い。
組織の責任者の意識、の問題を書こうとしている。
このTBS井上社長はかなり激しいバカだ。他の記事によれば、本当は全然謝罪の気持など無い様子である。
「日刊スポーツ」がどこまで真実を報道しているか分からんが、reliability(信頼性)があると仮定するなら、井上社長の言葉は、
詳しく引用すると、
午後3時からの定例社長会見では、井上社長はこの問題についての感想を
「まあ、一言で言えば、ばっかじゃないのかです。まあ大沢親分風でいえば、喝どころじゃない。
喝、喝、喝、喝。それ以前のことですな。非常に腹立たしく、不愉快です」。
石川に対しては「そりゃもう、ご迷惑を掛けたの一言です」と笑いながら話した。
ということになる。
何故笑えるのか、神秘的な鈍さである。
この社長の精神構造は、安倍晋三内閣総理大臣のそれに酷似している。
安倍首相は、年金問題の責任を厚労省(昔の厚生省)に追わせようとしているが、
厚労省ないし、厚労相の責任は自分の責任だということが、本当にわかっていないのが、
今の日本国の内閣総理大臣である。
TBSの井上社長は、TBSの企業行動の最高責任者であるが、
番組製作現場の行動を「ばっかじゃなかろか」と他人事のように述べている。
そのような番組を作った全責任は自分自身にあることを十分に理解していない。
精神構造が安倍首相に酷似している、とはそういう意味だ。
その上、TBSである。私の年代の人間にとっては常識だが、若い人は知らないかも知れないので、書いておく。
◆TBSは、かつて、人殺しの片棒を担いだテレビ局である。
1989年、11月4日、当時オウム真理教問題を担当していた、横浜法律事務所所属、坂本弁護士(当時33歳)一家が
オウム真理教に殺された(実行犯全員には、死刑判決が下った)。坂本弁護士の奥さん、1歳の長男までが殺されたのである。
TBSはオウム真理教問題をワイドショーで取り上げるにあたり、坂本弁護士にインタビューし、
当然、その模様をビデオ録画・保存していたのだが、この動きをかぎつけたオウム真理教の幹部がTBSの押しかけて、
放送中止を要求したため、坂本弁護士へのインタビューは放送されなかった。
しかし、TBSは抗議しにやってきたオウム真理教幹部には、坂本弁護士へのインタビュービデオを見せていたのである。
これがきっかけとなり、麻原彰晃が坂本弁護士一家殺害を命じた。
詳しくは、坂本堤弁護士一家殺害事件 - Wikipediaや、
オウム真理教だけではないけれども、とりわけこの問題については、大新聞よりも遙かに有能だったジャーナリスト、江川紹子氏の著作、
全真相 坂本弁護士一家拉致・殺害事件を読まれたい。
但し、非常に悲惨な事件で、読了後、気分は大きく落ち込むので覚悟されたい。
ウィキペディアでは、TBSの行動は、まず、一般論として、「ジャーナリズムの原則である情報源の守秘義務」を逸脱した点において批判されるべきだが、
事態発覚直後は、他のマスコミにより、「人殺しの片棒を担いだTBS」という趣旨の扇情的・感情的な報道が為されたことを批判している。
しかしながら、私は今でも、TBSはあの時解散するべきだった、と考えている。
もっとはっきり書くならば、当時、事態の全貌が分かったとき、私はTBSの経営者、すなわち取締役は死んで謝罪するべきだと、思った。
坂本弁護士一家実行犯の刑事裁判で、論告求刑だったか、判決文だったかわすれたが、坂本弁護士一家殺害時の様子が描写され、
坂本弁護士の奥さんが、自ら絞殺されつつあるのに、「せめて子供だけは助けて・・・」と懇願したという箇所がある。
初めてそれを読んだか、聞いたときに、あまりの悲惨さに耐えきれず、私は、自分が発狂するのではないか、と思った。
勿論、一番悪いのは殺人を実行したオウムの信者と麻原彰晃だが、きっかけを作ったTBSは永遠に取り返しの付かないことをした。
それは、間違いない。
私が、「TBSは、あのとき解散するべきだったと思っている」と書いた背景には、そういう感情の変遷がある。
オウム真理教事件から18年が経過し、今回のゴルフの盗聴「事件」とは何も相互関係はなく、また、問題の大きさは比較にならないが、
TBS井上社長の不真面目な記者会見の様子を知り、
「お前のテレビ局がかつて何をしたか、忘れた訳じゃあるまいな?」
と問い質したい気分となった。
それが本稿執筆の動機である。
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