JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆記事:温暖化ガス「50年までに半減以上」=起点は示さず−日・EUが共同声明 【ベルリン5日時事】安倍晋三首相と欧州連合(EU)議長国ドイツのメルケル首相らによる ◆コメント:目標を設定するだけで安心する心理的傾向を、人間は持っている。 数年前までのサミットの議題と言えば、まず、経済・経済政策が最初に来た。 「温室効果ガスの排出量を2050年までに半減またはそれ以上削減するための長期的目標策定が必要との考えで一致した」 というのは、無責任だと思う。 安倍首相と、今回のサミット議長国ドイツのメルケル首相は、偶然だが2人とも1954年生まれである。 2050年には、多分、この世にいないではないか。 つまり、2050年にどうなっていようが、安倍首相もメルケル首相も「知ったことではない」のだ。 そういう目標を掲げるのは無責任だ。 誰も自分の寿命など分からないことはいうまでもないが、地球環境概況2000の環境の現状には、 現在の消費傾向が続くならば、2025年には地球上の3人に2人が水問題に直面することになる。 とはっきり書かれている。2025年ならば、18年後だから、二人とも生きているだろう。 最近のIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の報告書には書いてないが、こう言うときは、マイナス思考にならなければダメだ。 即ち、悲観的な予想と楽観的な予想が併存するなら、悲観的な方を政策立案の基準にするべきである。 地球温暖化対策は危機管理(リスク・コントロール)の一種である。 リスク・コントロールの責任者は悲観的でなければダメだ。 「そのうち何とかなるだろう」 というような、「スーダラ節(先日亡くなったクレージーキャッツの植木等の歌)的発想」では、話にならぬ。 【読者の皆様にお願い】 駄文をお読みになり、お気に召した場合、エンピツの投票ボタンをクリックしていただけると、幸甚です。 画面の右下にボタンがあります。 よろしく御願いいたします。
2006年06月06日(火) 「<村上ファンド>40万円の政治献金受けた…与謝野担当相」←当然、返すんでしょ?
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