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2006年06月07日(水) |
【中国】日本の対中円借款凍結解除に「『重視』では不足」←いい加減にしろよ。 |
◆記事1:【中国】日本の対中円借款凍結解除に「『重視』では不足」
中国外交部の劉建超・報道官は6日の記者会見で、日本政府が凍結していた2005年度分の対中円借款を前年度より14%減額して実施すると決定したことについて、
「日本の一部の人間が非常に敏感な問題にしてしまったのであり、こうした手法は日中の双方にとって不利だ」と述べた。
劉報道官は「日本の対中円借款は本来、日中関係を積極的に推進する要素のひとつだった」と述べた上で、「日本がこれを外交上の駆け引きの道具としている」と批判。
さらに、「我々はこうした状況を望んでいない。日本側が日中関係を重視して凍結解除を決定したと表明していることは好意的に受け入れるが、
我々としては『重視』ではまだ足りないと考えている」と述べ、「日本に対して関係改善と発展のために誠意ある態度を示し、具体的な行動をとる必要がある」として、
小泉純一郎首相などの靖国神社参拝中止を暗に求めた。(サーチナ・中国情報局) - 6月7日12時57分更新
◆記事2:対中円借款の凍結を解除、740億円供与へ・政府 (2006年06月06日 (火) 11:04)
政府は6日朝、首相官邸で安倍晋三官房長官、麻生太郎外相ら関係閣僚による海外経済協力会議を開き、
2005年度分の中国向け円借款の凍結を解除する方針を決めた。前年度比で1割強の減額である740億円程度とする方向で与党と調整し、近く閣議決定する。
日中関係の冷却化を受けて閣議決定を見送ってきたが、5月にカタールで開いた日中外相会談で対話の推進で一致。関係修復の兆しが出てきたため供与に踏み切る。
閣僚会議では08年の北京五輪までに対中円借款の新規供与を終了させる方針を改めて確認。
05年度の供与額は04年度の859億円から1割強の大幅減とした。ピークの2144億円(2000年度)に比べると4割以下の規模になる。
閣僚会議後、安倍長官は小泉純一郎首相に結果を報告。
この後の記者会見では「円借款のみならず、無償資金協力、技術供与、国際機関を使っての支援を総合的に判断していく。
基本的には環境を中心に考えていくべきだ」と語った。
首相は6日昼、首相官邸で記者団に凍結解除の理由について「総合的に判断した。いつも対中関係を重視している」と述べた。
◆コメント:何故、皆、日本政府に怒らないのか?
日本の中国に関する世論は「靖国」の文字が現れたときだけ、極端に盛り上がる。
しかし、円借款凍結解除はひどい。こういう時には、政府に対して猛烈に怒らなければ駄目だ。
昨日は村上ファンド一色だったからな。上手く誤魔化された。
記事1と2は時系列的には逆。つまり、記事2が昨日のニュース。
私は、この記事を読んだときには本当に驚いた。開いた口がふさがらなかった。
小泉首相は「中国との関係が改善しているので、今まで中国にカネを貸してやるのを止めていたが、再開する」といっているのである。
私には、何処が「改善」しているのか、さっぱり分からなかった。今も、分からない。
そうしたら、見よ。記事1を。中国が何と言ったか?
「日中関係重視」では不十分、だそうだ。
それなら、「汚れた日本人のカネ、740億円など要らない」と言ってみろ。
日本は、今までに、中国に対して3兆円ものカネをくれてやったのだ(我々の税金だ)。
中国に電車がとおり、学校、病院、その他インフラが整備されたのは、ひとえに日本の援助によるものだ。
そして、今や中国はロケットを打ち上げ、オリンピックの開催国となった。
ただでさえ、永久に円借款など打ち切っても良いのに、小泉内閣は何を考えているのか。
◆中国を援助するのは北朝鮮を援助するに等しいのだ。
北朝鮮は国力は日本の200分の1ぐらいの国である。本来日本とは勝負にならない。
にも関わらず、あの金正日の態度のデカさは、何だ。
拉致した日本人を帰国させずに小生意気にも、偉そうなことを言うのは何故か?
テポドンがあるから?違う。
中国が北朝鮮を支援しているからだ。中国に対する円借款凍結を解除するということは、間接的に北朝鮮に援助を与えているに等しいのである。
小泉首相は円借款凍結解除を「総合的に判断」したそうだ。これでは全く意図が不明である。
対中関係の何処がどのように改善したのか、小泉純一郎内閣総理大臣の詳しい説明を求めたい。
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