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2005年06月06日(月) |
政治家は「クールビズ=地球温暖化対策」などと言って遊んで、他の問題を誤魔化すな。 |
◆エアコンを止めなければ意味が無いのだ
何が「クールビズ」だ。焼け石に水、いや、それ以下だろう。
地球温暖化対策の原因は化石燃料を燃やして発電したり、車を走らせる事によって排出されるCO2だと言われている。
国会議員が薄着になっても、どうせ、国会の中はガンガンエアコンを効かせているのだろう。それでは、全く意味がない。
エアコンを止めていたら、国会議員達が汗を拭う仕草が観察できるはずだが、衆議院インターネット審議中継を見る限り、代議士達が上着をぬいでいるだけだ。
見てご覧なさい。だらしなく見えるだけである。本気でCO2を減らそうというのなら、エアコンを完全に止めて、汗だくになって審議しなければ、国民に範を垂れることなど出来まい。「エアコンの温度設定を1℃上げる」なんて、生ぬるいことで、CO2排出量が減るわけがない。
やろうと思えば、できますよ。人類数百万年の歴史でエアコンなんて使い出したのは、つい最近なんだから。
日本人は少し前まで、夏だって、エアコンというものが、そもそも存在しなかったのだから。
電車にもエアコンは無かったのだよ。
地下鉄はもっと後まで無かったんだよ。
学校にも会社にも、自宅にも、車にも、エアコンなんてなかったんだから。
◆日本はそもそも、世界全体の5%しか、CO2を排出していない。
日本が何もしなくても良いとはいわないけれども、要するに、既にやっているから、減らしにくいのだ、という点は十分にアピールして構わない。
石油ショックの頃から、日本は非常に積極的に省エネに取り組んだから、世界第2位の経済大国であるにもかかわらず、全世界のCO2排出量のわずか5%を占めるに過ぎない。
世界一の経済大国アメリカと比べれば、如何に日本が、頑張ったかわかる。
アメリカは、世界最大のCO2排出国である。全世界のCO2の20%は、アメリカが出している。
にもかかわらず、京都議定書を批准しない。
◆地球温暖化のことなど良く分かっていないくせに「クールビズ」で他の問題を誤魔化している、国会
地球温暖化については、過去に幾度も書いたので、本日はこれ以上書かないが、私が腹が立つのは、政治家がなにかこういう「鳴り物入り」のことを起こすときは何かを匿そうとしている可能性が高いからである。
匿す、というほどでなくても、別の問題から注意を逸らせようとしていることが多いのだ。
◆北朝鮮はどうする。年金はどうなる。デフレはどうする。
北朝鮮は、このまま、拉致問題は解決したことにしようとしているのがありありと分かる。
北朝鮮に拉致されている日本人をほったらかしにして、郵政民営化を話し合っている国会があってよいのか?
年金改革は、どうなったのか?
未納対策は?
議員年金を廃止するとかいっていたのは、どうなったのか?
社会保険庁の年金掛け金の流用はどんどん明らかになっているのに、あの役所は解体しないのか?
◆テロ特措法が延長されたのを知っている人は少ない。
5月28日にこんなニュースがあったのです。
◆<テロ特措法>2年延長へ 海自派遣の長期化検討 政府
政府は28日、11月1日に期限切れとなるテロ対策特別措置法を2年間延長する方針を固めた。秋の臨時国会で期限延長の法改正案を提出する予定。これを受けて防衛庁は、同法に基づきインド洋で活動中の海上自衛隊の派遣規模を縮小するなど派遣長期化を念頭に置いた体制をとる検討に入った。政府はイラク復興特別措置法に基づきイラクに陸上自衛隊を派遣しているが、将来的にイラク撤退を優先させる意向で、対米関係上、インド洋の活動は継続させる必要があると判断した。(毎日新聞) - 5月29日3時6分更新
これは、自衛隊の海外派遣を正当化する法律で、これが最初に成立するときも、違憲だという反対論が強かったものなのに、一度決まった法案だからといって、国民にまともな説明もないまま、「延長する方針を固め」るべきではない。
◆小泉首相の政治資金流用疑惑はうやむや。
小泉首相の政治資金流用疑惑という、かなり、大問題に発展しそうな問題が昨年の臨時国会の会期中から、あった。
◆小泉首相:関係する2政治団体が500万円以上、使途不明(2004/10/18毎日新聞)
小泉純一郎首相が関係する二つの政治団体が、同じ事務所に同居しながら、両団体とも家賃などの事務所費を別々に、昨年の政治資金収支報告書に記載していたことが分かった。
事務所が入居するビル所有者は「2団体分は受け取っていない」と話しており、年間500万円以上の政治資金が流用された疑惑が浮上した。政治資金規正法の改正が今国会の焦点の一つとなる中、首相自身を巡る「政治とカネ」の問題が問われそうだ。
政治団体は、首相が代表の「自由民主党神奈川県第11選挙区支部」と、首相の実弟、正也氏が代表を務める「小泉純一郎同志会」。選挙区支部は96年から、神奈川県横須賀市小川町のビル3階にあり、00年以降は毎年、700万円前後の事務所費を計上している。
同志会は76年に設立。同市内の首相の自宅敷地に事務所を置いていたが昨年3月25日付で、選挙区支部と同じ部屋に移転した。
昨年の両団体の政治資金収支報告書によると、選挙区支部の事務所費は約696万円で、ほぼ例年通りだった。しかし、同志会も約505万円を計上していた。
どうして、この話を野党が追及しなくなったのか?
どういう裏取引があったのか?と、勘ぐられても仕方がない。つまり、
- 野党も同じようなことをしている。
- 全く別の、スキャンダルになりそうな弱みを自民党に握られているから、迂闊に追及できない
のではないか?と国民に思われても仕方がないのだが、国民自体が、小泉首相の政治資金疑惑など、完全に忘れている。
◆国会はもうすぐ閉幕する。
今は、国会の会期中である。第162回国会の会期は、1月21日から、6月19日だった。要するに来週で終わり。
この150日間で一体どういう成果があったのか、最後に内閣総理大臣にまとめて説明してもらいたいものだ。
多分、小泉純一郎内閣総理大臣は、覚えていないだろう。それは、国民が説明を要求しないので、覚えている必要がないからでもある。
時間の経過とともに、全てのことが、なんとなくうやむやになる、日本人社会の特質が仇となっている。
会期が終われば、国会議員の先生方は、我々国民の血税を用いて、ファーストクラスで欧米に海外視察にお出かけになる。
視察とは、名ばかりで、現地の大使館の職員に何から何まで面倒を見させて遊び歩く、楽しい夏休みが待っている。
2003年06月06日(金) <集団自殺>車の中で男性4人死亡 車内に練炭コンロ 静岡・・・・いい加減にしろよ・・・