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2007年04月19日(木) |
「米大学乱射 大学で追悼式 ブッシュ大統領も参加『国全体が悲しみ』」事件直後、イラクではテロで200人死んでるんですよ。 |
◆記事1:米大学乱射 大学で追悼式 ブッシュ大統領も参加「国全体が悲しみ」
【ブラックスバーグ(米バージニア州)=渡辺浩生】米バージニア工科大学の銃乱射事件の犠牲になった学生ら32人を追悼する式典が17日、
ブッシュ大統領夫妻も参加して、バージニア州西部ブラックスバーグにある同大の大講堂で行われた。
会場に入りきれなかった学生らは隣接の野外スタジアムに集まり、スクリーンで式典の模様を見守った。
ローラ夫人とともに出席したブッシュ大統領は「この国全体が深い悲しみを共有する一日だ」と述べ、
犠牲者の家族、友人と気持ちをひとつにしようと呼びかけた。
また、「殺人に対する怒りは、憎しみによって克服されるべきものではない」とも語りかけた。
ティム・ケーン同州知事も投資促進のため訪問していた日本から急遽(きゅうきょ)帰国して駆けつけ、
「世界中がバージニアの悲劇に注目している」と述べ、アジア系学生との調和を保つよう呼びかけた。
(4月19日8時1分配信 産経新聞)
◆記事2:<イラク>バグダッドの4カ所で爆弾テロ 死者200人近く
【カイロ高橋宗男】イラクの首都バグダッドで18日に続発した爆弾テロは、
イスラム教シーア派地区サドリヤ地区の死者が約140人に増加し、
単独のテロとしては03年3月のイラク開戦以来最悪の被害を記録した。
ロイター通信が伝えた。その他3件の爆弾テロの死者を加えると計200人近くに達し、
駐留米軍などによる大規模な掃討作戦の実効性に疑問を突きつけた。
サドリヤ地区の市場では今年2月3日に死者137人を出すテロが起きたばかり。
今回は復旧工事に携わる労働者が多数巻き込まれた。
また、バグダッド北東部のシーア派人口密集地サドルシティーの検問所でも自爆テロがあり、
AP通信によると33人が死亡。中心部の病院付近で駐車中の自動車が爆発したほか、
小型バスの車内でも爆弾が爆発し、女性や子供も巻き込まれた。
現地からの情報によるとマリキ首相は事件後、襲撃者らを「吸血鬼」や「悪魔の兵士」になぞらえ厳しく非難。
サドリヤ地区の治安維持に失敗した責任を問うため、同地区のイラク軍司令官の逮捕を命じたという。
◆32人の死の死を悼むのはいいが、アメリカがイラクを引っかき回した結果、30,000人以上のイラク人が死んでるんですがね。
バージニア工科大学の乱射事件で犠牲になった学生たちは何も悪いことをしていないのに、
異常に自己愛の強い様子が見て取れる、犯人の身勝手な行動により、若い命を落としたのであり、これは勿論気の毒だ。
しかしながら、米国がこの事件をものすごい悲劇として扱うのに、自らが起こしたイラク戦争後のイラク国内の混乱により、
毎日のように、これぐらい(数十人、という意味)の無辜の民が、テロの犠牲になっていることには、気が付かないのだろうか。
それとも、見て見ぬふりをしているのだろうか。
アメリカ人の32人の死は世界的悲劇だが、30,000人のイラク人の死はどうでもいいのだろうか?
乱射事件の後に、イラクでは記事2で報道されているように、テロで200人近くの死者が出ている。
そのことには、何のコメントも無いのか。イラクの今のカオス状態を作ったのは米国なのだ。
バージニア州知事の「世界中がバージニアの悲劇に注目している」との言葉は、全くウソではないが、
アメリカ人の命だけが大切なわけではない、という言うまでもない当然のことを、
アメリカ合衆国大統領及びアメリカ市民に、思い出していただきたいものである。
◆今日の音楽:ヴィヴァルディ「4つのバイオリンの為の協奏曲」第一楽章
今日がヴィヴァルディの特別な日でもなんでもないのですがね。
たまたま聴きたくなったのです。
四つのバイオリンの為の協奏曲ってのは、他に知らないですね。
ヴィヴァルディといえば、「四季」ですけどね。あれは、ちょっとね。耳にタコが出来てるもので・・・。
この曲、何ともいえず切なくていいです。音が大きかったら、ボリューム絞ってください。
ダウンロード VivaldiConcertofor4Violins.mp3 (3399.5K)
えーと。四人が同時に音を出しているところもありますが、メロディをリレーのように受け渡して弾いていくところがあるわけですね。
ステレオですから、音がきこえる方向で、違う奏者が弾いていることはわかりますが、バトンタッチのところが全く違和感がない、
というのが、さすがプロですね。
なお、バッハはこの曲をそっくり拝借して、「四台のチェンバロの為の協奏曲」をかいています。
バッハは結構、ヴィヴァルディの作品を使わせて貰ってます。この次、チェンバロ版もお聴かせしたいと思います。
それでは、また。
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