JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆記事1:イラク増派計画、6割が反対=米 (1月12日16時0分配信 時事通信) 【ワシントン12日時事】12日付の米紙ワシントン・ポストによると、同紙とABCテレビが共同で実施した世論調査の結果、 ◆記事2:<米国>イラク新政策でライス長官に集中砲火…上院外交委 (1月12日11時15分配信 毎日新聞) 【ワシントン及川正也】ブッシュ米政権のイラク新政策発表を受け、連邦議会は11日、関係委員会で公聴会を開いた。 ◆コメント:ブッシュのバカがライスに感染って(うつって)しまったのだろうか。 10日にブッシュが新しい対イラク政策を発表する、というニュースが流れたときに、全く期待はしていなかったが、 「(米軍)増強とは思わない。数の問題ではない」 という発言を読むと、本気で心配になってくる。 増強ですよ。数の問題ですよ。 先日、イラク戦争開戦以降のアメリカ兵死者数が3000人を超えたことがニュースで流れましたよ。 日本人でも知ってますよ。これ以上殺す気ですか?ライスさん。 ◆世界中をアメリカにしようとする思想が、根本的に間違っているのです。 アメリカ中枢部を牛耳っていたチェイニーとかこの前止めたラムズフェルドらを「ネオ・コンサーバティブ(新・保守主義者)、ネオコン」というが、彼らの思想は、 「中東に争いが絶えないのは、民主主義が根付いていないからで、民主主義を教えてやれば、平和になるのだ」 と言うものである。この場合の「民主主義」とは「アメリカ式民主主義」を指す。この考え方を変えて貰わないと困る。 私が学生の時に国際法の教授が、 「如何なる国の体制も、歴史的、民族的な背景・必然性があって、現在に至っている。これを他国が力ずくで変えようとしても、結局無理なのだ」 という意味のことを仰った。 内部から革命でも起きて体制が変化することはあるが、強引に外から押しつけても、どこかで無理な力が働くので失敗する、ということである。 講義を聴いてから20年以上経って、教授の言わんとしたことが良く分った。 アメリカはまさにその「無理」な事をして失敗しているのだ。 それなのに、決してそれを認めようとしないので、「イラクのベトナム化」が起きつつある。 ◆石油が欲しかっただけでしょ? しばしば、アメリカの要人が「反米イスラムテロを掃討するまで」というたぐいの発言をする。 ◆「ブッシュ妄言録」という本を知っていますか? 何年か前に一度書いたが、ブッシュの無知、英語の出鱈目な程度はすさまじく、だからアホだと言われるのだが、 「日本とアメリカは過去150年間、良好な関係を保っている」(・・・・) 極めつきは、語法の誤りで、あのひとは、 misunderstand(ミス・アンダースタンド。誤解する)という単語と、 underestimate(アンダーエスティメイト。過小評価する。低く見積もる) という単語がどうしてもごっちゃになってしまうのである。 「君は私を誤解している」、と言いたいときには、 I think you are misunderstanding me. というが、ブッシュは、 You are misunderestimating me. "misunderestimate"という、新しい単語を作ってしまった(お分かりと思うが、misunderstand と underestimateが、ドッキングしたのだ)。 ところが、あるとき、片方の単語を、単語自体は正しい(造語ではない、ということ)が、意味を間違って使ってしまった。 要するに、「私はバカじゃない。君たちは誤解している」といいたかったのに、 I think anybody who doesn't think I'm smart enough to handle the job is underestimating. 「俺のバカさ加減はこんなものじゃないぞ」ということだ。なるほどね。 「へい。甘く見ておりやした。恐れ入りやして、ごぜえやす」。 【読者の皆様にお願い】 駄文をお読みになり、お気に召した場合、エンピツの投票ボタンをクリックしていただけると、幸甚です。 画面の右下にボタンがあります。 よろしく御願いいたします。
2006年01月12日(木) 何故か、「イギリスの首相官邸の住所」で千客万来。ありがとうございます。
JIRO
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