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2006年05月08日(月) |
「内臓脂肪症候群 1960万人」←美味いものを食い過ぎですよ。日本人は。 |
◆記事:「内臓脂肪症候群 1960万人」(NHK)
記事URL:http://www3.nhk.or.jp/news/2006/05/08/k20060508000105.html
脳卒中や心筋こうそくなどになる危険性が高い、メタボリックシンドローム=内臓脂肪症候群と呼ばれる人が、いわゆる予備軍も含めると、全国で1960万人にのぼるという推計結果がまとまりました。
肥満の人が高血圧や高血糖、それに高脂血症の2つ以上に該当するとメタボリックシンドローム=内臓脂肪症候群といって、将来、脳卒中や心筋こうそくなどになる危険性が高いとされています。
厚生労働省がおととし11月に行った国民健康・栄養調査の結果をもとに初めて推計したところ、40歳以上でメタボリックシンドロームが強く疑われる人は940万人、
また、いわゆる予備軍の人は1020万人で、あわせて1960万人にのぼるということです。
特に男性に多く、予備軍を含めると、40歳から74歳までの男性の51.7%、2人に1人が該当すると推計されています。
一方、女性は19.6%と、おおむね5人に1人が該当するとみられています。
メタボリックシンドロームは、内臓に脂肪が蓄積する、いわゆる内臓脂肪型の肥満が原因とされており、厚生労働省は「該当する人は自分の生活習慣を見直し、
何よりもまず定期的な運動や栄養のバランスのよい食事を心がけてほしい」と話しています。
◆コメント:痩せれば、血圧もコレステロールも中性脂肪も下がる。
これから書くことは私が経験した歴史的事実です。
ですが、私は医療従事者ではないから、私と同じ事をして貴方の健康に問題が生じても責任は取れません。悪しからず。
こればかりは専門家の指示に従っていただきたい。ただ、参考になれば、と思って書きました。
私も2年ほど前までは、自分でも気持ち悪いほど太っていて、健康診断を受けると様々な検査項目、殆ど全て、「要注意」若しくは「危険」な数値が出ました。
何しろ、身長が160cm台前半なのに、一番太っていたときは、体重が74キロもあったのです。
検査結果でいうと、体格指数BMI(ボディ・マス・インデックス)体重(kg)/身長(m)2という項目があり、18.5〜25未満が標準だそうですが、29もあったのです。
何故、これほど太ったか、良く分かりませんが、要するに消費するエネルギーより、摂取するエネルギーの方が多ければ、内臓に脂肪が溜まっていくのでしょう?
とはいうものの、私は特に大食いではないし、酒は、飲まない。甘いものは好きですが、毎日食うわけではないし、バカみたいに大量には食わない。
間食もしない。夕食後夜遅くに何かを食べることも無かったのです。
どうして太るのかというと、私も含めて、多くの人は年を取って基礎代謝が落ちているのに、それは念頭に置かず、
食欲は以前と同じで、若い頃と同じだけ食う。しかも、日本人の食事はどんどん欧米化しているわけです。脂っこい物が増えますよね?
数ヶ月日本食だけ食っていれば痩せるのではないかと、以前から思っていたのですが、
先日、東京拘置所から保釈された出てきたホリエモンが見事にそれを実証しているのではないでしょうか?。
◆忙しくて運動なんかしていられない。昼飯を減らしたら、私は見事に痩せた。
女性向けの雑誌は特にこれからの季節、ダイエットの記事が欠かせないらしいですね。
いろいろな「今度こそ、絶対確実なダイエット法」が書いてあるようですが、毎年新しい「ダイエット法」が出てくるのは、万人に有効な方法が無い証拠ではないでしょうか?
私の場合、普通に食いながら、運動して痩せようというのは、無理です。
一日夜まで働いてそれから運動なんかしたら、少なくとも私は、余計に疲れて、ダイエットより、体調を崩すと思いました。
そこで、「食べない」方法を取りました。会社の食堂は揚げ物などがあって、かなりカロリーが高い。これが良くない、と思ったからです
(繰り返しますが、私は、我慢できましたが、昼ご飯を食べないと気分が悪くなる人もいますから、無理してマネしないで下さい)。
但し、全く食わないと、血糖値が下がりすぎます。脳の唯一のエネルギー源はブドウ糖だと話には聞いていましたが、本当ですね。
空腹の度が過ぎると頭が働かなくなります。
これでも、頭脳労働者の端くれなので、それでは困るのです。
◆昼は缶コーヒー。我慢できなければカロリーメイト半ブロック。4時頃おにぎり二個。
そこで、一計を案じました。
5分ほど席を外し、社内の自販機で、甘ったるい缶コーヒーを一本飲みます。あれは、かなりの砂糖が使われていますね。特にジョージアの甘い系統。
食事の後にこれを飲んだらカロリーを摂り過ぎですが、何せ、固形物は一切口にしていないので、これぐらいは、良かろう、というわけです。
日によっては、それでも空腹感が収まらないときがあります。そういうときは、固形カロリーメイトのあの10センチぐらいのブロックの半分ぐらいを口にします。
しかし、それでも、朝7時前に朝食を摂ってから、何も食べないと、さすがに、夕方には腹が減るわけです。これでは夜まで保ちません。
そこで、「おにぎり」がでます。
これは私の勤め先の売店で買うことができるのですが、コーヒーブレイクのときに買っておいたおにぎりを一個、乃至二個、食べる(お茶はある)。
一個か二個かはその日によります。二個の日の方が多かったと思います。
◆結果 2年で16キロ痩せた。血圧、心電図、脂質、肝・腎・膵、血糖値、尿酸、正常値に戻る。
実際に検査の数値をお見せしましょう。
全て、左側が2003年10月。矢印の右側が2005年10月の値です。括弧内が正常範囲とされている値です。
【体重】 74kg→58kg
【BMI】(体格指数18.5〜24.9)26→21
【血圧】(最高:90-139、最低:50-89)142-94→107-68
【脂質検査】
- 総コレステロール(120-219)289→213
- LDLコレステロール (悪玉コレステロール。70-139。)208→129
- 中性脂肪(30-149)155→122
【糖尿病検査】空腹時血糖(65-109)103→102
【尿酸検査】尿酸(男:3.1-6.9、女:2.2-5.4)7.3→6.5
【肝臓・胆嚢検査】
- GOT(AST) (10〜33IU/L)30→21
- GTP(ALT)(6-35IU/L)56→19
- LDH(135-235IU/L)215→193
- ALP (96-300IU/L)171→157
- GGT(γ−GTP。男12-65)58→29
- 総ビリルビン (0.2-1.3mg/dl)0.6→0.4
- コリンエステラーゼ(3200-6800 mU/ml)7021-5955
(各項目については、「健康診断、結果、見方」で検索すると、素人向けの説明がいくらでもありますのでそちらをご参照下さい)
【膵臓検査】血中膵アミラーゼ(18-53IU/L)前回検査項目に無し。今回、19
◆薬じゃないのですよ。
上で、書かなかったですが、これはねえ。恥ずかしいけど、書きましょう。ウエストが91センチ→79センチ。
自慢話じゃないですよ。以前の太り方が異常だったのです。
コレステロールや中性脂肪が高いときには、薬もあって、コレステロールといえば、商品名「メバロチン(一般名:プラバスタチン)」が最も有名。
三共のドル箱でこの薬の売上げだけで年間1850億円もあったのですが、それは、まあ、いいです。
中性脂肪を減らすのは魚の脂に含まれるドコサヘキサエン酸(DHA)とか、エイコサペンタエン酸(EPA)ですね。
これは薬と言うよりも、「サプリメント」だと思うのですが、日本では、「薬」として、エーザイがEPAを「エパデール」と名前を付けて商品にしています。
このように、「高脂血症治療薬」は有ることは、有るのですが、私はこれらを飲んでいないのです。
他の高脂血症治療薬も飲んでいないし、前述のとおり、運動はしていません。
したがって、昼飯を減らしたことによる体重の減少と検査数値の改善の間に因果関係があると考えざるを得ないのです。
素人考えですから、わかりませんよ。
実は癌に冒されていて、体重が劇的に減少したのかも知れない、と、書こうと思ったのですが、
それなら、肝機能が悪化し、白血球数(ここには載せていないが)が増えそうなものです。
これを読んでおられるドクターの皆様如何ですか?私は何か頓珍漢なことを書いているでしょうか?
◆日本は世界一の長寿国というが、今長生きしている人々は粗食だったのだ。
今は、日本は世界一の長寿国ということで、毎年新聞が大見出しで載せます。しかし、単純に喜んで良いのでしょうか?
今80歳とか、90歳、という高齢の方々は、子供の頃、ケンタッキーもマクドナルドもポテトチップもコーラも無かったし、
日常の食事も質素なもので、内臓に脂肪が溜まるほど余分なカロリーは摂らなかったのです。だから、生活習慣病もなく、長生きなのですよ。
今の若い日本人には、イヤなことを言うようですが、あまり長生きしないと思いますよ。
子供は更にその危険が高いのです。
ただでさえ食事が欧米人に近くなっているのに、最近の母親は忙しくて、子供に朝ご飯を作ってやらないのです。
朝から菓子パンとコーラや缶コーヒーで済ませているとか、朝飯がカップラーメンだとか、そして、夕飯がコンビニ弁当だとか、ひどいものです。
とにかく変な太り方をしている子供が多いです。
勿論、医学は日進月歩でしょうから、動脈硬化を遺伝子治療で治す、などということが出来るようになるかも知れませんが、
一度血管を痛めてから治すよりも、最初から痛まないようにする方が良いに決まっていると思います。
◆本論から逸れますが、他人の肉体的なことを面と向って口にするのは失礼なことです。
私は一度、ブクブクに太って、そこから驚くほど痩せました。
不愉快だったのは、太ったときは、久しぶりに会う人の多くが「太ったねえ・・」とニヤニヤしながら、平気で言うこと。
そして、痩せたら痩せたで「随分痩せたね?どこか、具合が悪いんじゃないの?」という人がこれまた、非常に多いことです。
そもそも、原則的に、「他人様の身体的な特徴を、口に出して言うものではない」のです。
少なくとも私が子供の頃は、そのようにしつけられたものです。それが常識なのです。
他人から見て、「別に気にすることはないだろう?」と思うようなことでも、人それぞれ事情がありますから、言われたくないことかも知れないのです。
これは、最低限のマナーとして覚えておいた方が良いのではないかと思います。
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