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JIROの独断的日記
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2005年05月30日(月) 社会保険庁の予算流用。一度もイベントを行っていないのに、6億円の予算を獲得、流用。←相変わらずだな。

◆記事1:2005/4/20 架空イベントで、6億円の予算をもらって、別に流用 社会保険庁 

 本日、ながつま昭は、谷垣財務大臣、村瀬社会保険庁長官らに、衆議院決算行政監視委員会で、架空予算要求問題、公共事業費膨張問題に関する質疑をした。

社会保険庁が、毎年11月に実施する年金週間(1週間)で、3つのイベント(コンサート等、エアロビ大会、綱引き大会)を、それぞれ47都道府県で開催することとし、平成10年〜15年までの6年間、毎年、財務省に予算要求をして、合計6億円もの予算をもらっていたことが判明。

この6年間、本イベントは、一度も開催されていない。

この“架空”予算は、厚生年金保険料と国民年金保険料を半分づつ財源としている。

架空のイベントに付いた6億円の使途は、一部流用され、一部は国庫に返却されたというが、詳細は不明とのこと。
損保ジャパン副社長から社会保険庁に来た村瀬長官も、「不適切」と認め、自分が以前、所属した会社では、このようなことはなかったと答弁した。ウラ金となって、おかしな用途に使われていないか、現在、社会保険庁に詳細を調査させている。その他、すべての社会保険庁の予算をチェックして架空請求など問題を報告するように強く求めた。(ながつま昭衆議院議員 年金問題サイト)


◆記事2:2005/4/28 社会保険庁、6億円の架空イベント予算 江角マキコさんのテレビCMなどに流用

 本年4月20日に、ながつま昭が衆議院の決算行政監視委員会で指摘した、社会保険庁の6億円の架空イベント予算に関して、その流用先の一部が判明した。ながつま昭に対する、社会保険庁の回答によると、架空イベント予算の一部が、江角マキコさんのテレビCM費用に流用され、一部は、年金勘定に返却されていた。

平成15年度の「年金週間に関する事業予算」で、年金週間周知のためのポスター作成費(※)として、広報予算を1億5139万7000円しか、要求していないにも係わらず、実際には、広報予算として江角マキコさんのテレビCM、新聞広告、雑誌広告、電車中吊り広告、パンフレット、ポスターに3億7900万円の年金保険料が使われたことが判明した。

ポスター以外は、予算要求項目に無いもの。この3億7900万円全額が、大手広告代理店一社に支払われた。

予算要求に無いカネが使われた形だが、このカネの一部に、架空イベントで付けた予算が流用されていた。

実態に近い形で予算要求をしたら、財務省に予算をカットされる。

だから、例年と同様の通り易い予算項目で、とりあえず予算を取ってしまい、それを別に流用する。

このようなことが恒常的に行われていたとすれば大問題。(ながつま昭衆議院議員 年金問題サイト)


◆コメント:社会保険庁は本当に消えてくれ。

 

 昨日、江草さんが「道路公団なんかぶっつぶせ」と、書いてておられたが、全くごもっともである。

 鋼鉄製橋梁工事建設に関わる談合組織に加盟している土建屋に日本道路公団から天下りしている人間のなかには、何もせずに、年収1000万の者がいるという。
 これを読ませていただいてから、私は、昨年の4月26日、国民年金掛け金がなんと、5兆6千億円も他の目的に流用されているという話を書いたのを思い出し、その後どうなっているか調べてみた。


◆ながつま議員の仕事は画期的だ。

 

 昨年、年金掛け金の気の遠くなるような流用について知ったのは、民主党の長妻昭衆議院議員のホームページにおいて、である。

 私は、民主党議員なら、誰でも支持するというわけわけではない。つまり「民主党バンザイ人間」ではない。

民主党は、まだ、非常にまとまりが無くて、政権担当能力を有しているとは言い難いというのが正直な感想であるけれども、ながつま議員と、もとメリルリンチ上級副社長でその後、出雲市長を務めた岩國哲人氏の仕事は、高く評価されるべきものである。

 ながつま議員は、何しろ、坂口厚生労働大臣の口から直接、「他の目的に流用された年金掛け金の合計額は5兆6千億円だ」という答えを引き出したのであるから、それだけでも歴史的な功績だといっていい。


◆社会保険庁はいくらでも膿が出てくる。

 

 現在、ながつま議員のホームページの年金問題サイトをみると、もう、全部書ききれないぐらいの、言語道断な話が並んでいる。

 たとえば、社会保険庁は毎年、11月の「年金週間」に47都道府県の各々で、3つのイベント(コンサート、エアロビクス大会、綱引き大会)を実施するから、といって、毎年、財務相との予算折衝において、予算を請求し、平成10(1998)年〜15(2003)年で合計6億円を受け取っている。

 しかし、実際には、コンサート、綱引きなどのイベントは、「ただの一度も行われていない」のだというから驚嘆する。これは、詐欺ではないか。


◆6億円のうち3億5千万は江角マキコのテレビCMに使われていた。

 

 架空のイベントの為に予算をもぎ取り、本来は予算で要求していなかった、テレビCMの製作費用に充てたのだという。

 本当は、年金週間の広告費用はポスターだけで、それならば、1億円台で済むのだ。

 しかし、その通りに財務省に申告したら、予算をどんどん削られてしまうので、本当はやるつもりのない架空のイベントが行われることにして、6億円をぶんどっていたのだ。

 ぶんどった財源は、無論、我々が納めた年金保険料だ。

 その上、昨年、自民党によって強行採決された、「年金改革法」で、次第に年金の料率が上がっていくことが決まっている。

 要するに「正直者が馬鹿を見る」社会を作るのが、「構造改革」ですか?総理?


2003年05月30日(金) 「<副作用>市販用かぜ薬で間質性肺炎 厚生労働省」 大袈裟に騒ぐほどではない。
2002年05月30日(木) ワールドカップもいいけどさ・・・・

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