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2005年02月18日(金) |
学校の安全対策、警官が来る前に自分たちも防御を考えて(小泉首相) 相変わらずですねえ。 |
◆記事:学校の安全対策、警官が来る前に自分たちも防御を考えて(小泉首相)
小泉純一郎首相は18日昼、大阪府寝屋川市立中央小の教職員3人殺傷事件に関連し、学校の安全対策について「学校が警察官が来るまで何もしないというのはいかがなものか。木刀とは言わないが、警官が来る前に自分たちでも防ぐ対策を日ごろから考えた方が(いい)」と、各校に主体的な努力を求めた。
「教員は訓練とはいかないまでも、普段からある程度も心構えを」と注文。「ナイフを持っている人に素手で向かうのは大変。よほどの武術の心得がない限り」と指摘し、「学校に限らずそういう訓練は大事。日ごろから地域でも考えた方がいい」と過程や職場でも防犯対策に取り組むよう訴えた。
政府の対応としては「犯罪防止策に各省連携取って、(犯歴や出所者の現住所などの)情報をしっかり管理していく」と改めて説明した。 首相官邸で記者団の質問に答えた。 (日経)
◆コメント:どうすりゃいいってんだ?
「よく考えてもらいたい」「状況を見極めて判断する」などの無意味な発言は、小泉首相の定番である。当たり障りのない言葉を口にして、何となくうやむやにしてしまうのか。
刃物を持った暴漢が学校に乱入したときに、「木刀とは云わないが」ということは、素手で立ち向かえと言うことだ。
しかし、首相自身「素手で立ち向かうのは大変」だという。分かってるじゃないですか。それでは一体どういう訓練をしろというのだろう。
この人は本当に、ものを考えない人だ。
具体策を講じるのは警察と学校だろうが、何しろ、学校の中で教師がひとり殺されたのだ。 首相自身、どのような手段が考えられるか、毎日のぶら下がり記者会見で訊かれるに決まっているのだから、考えておくべきだ。
私が彼の立場にいたとしたら、アメリカの警察ではかなり普及しているという、nonlethal weapon(ノン・リーサルウェポン 非致命的武器)を学校に配備して、教員がそれを使う訓練を可能な限り早く実行するよう、警察庁長官に指示を出しますね。
犯罪歴のある者の情報を管理すると云っても、全員を常に見張ることなどできやしないのだから。
◆非致命的武器
nonlethal weaponとは、例えば、堅いゴム弾が本物のピストルに近い勢いで発射される銃(命中すると、命に別状はないが、ものすごい痛さで動けなくなる)、とか、投げると破裂して刺激臭の強いガスが噴出して、犯人が目を開けていられなくなるものなどのことだ。
特別なものでなくても、アンモニア水とか、胡椒や唐辛子とかだって、目つぶしに使える。
ただし、学校の普通の教師が、とっさにそのような対応をすることができるだろうか。分からないときは、「出来ないだろう」と言う前提で、何らかの訓練が必要だと考えるべきだ。
◆模倣犯が続出する前に、一刻も早く。
とにかく、学校の教師に「暴漢に対抗する手段を自分たちで考えろ」と云っても、それは無理だ。
くどいようだが、内閣総理大臣の職に就いている人が、ただ、「よく考えてもらいたい」では、あまりにも無責任なのではないかと思う。
国民の生命の安全を確保するのは、当然、政府の重要な仕事だからである。
一刻も早く、専門家が、素人でも実行可能な暴力への対抗策を考えて、全国の学校に通達を発するようにするべきだ。放っておくと、次々に模倣犯がでるぞ。
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