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2005年01月29日(土) |
小泉首相は頭がおかしいのではないか、と本気で心配になってきた。 |
◆衆議院TV(ネット配信)、1月27日(木)予算委員会での民主党管直人氏の質問と、首相答弁
◆管直人氏
ここに、小泉発言録があります。
まず、「約束を守れなくとも大したことではない。」
「フセイン大統領がイラクで見つかっていないからと云って、フセイン大統領がいないとはいえない。」
「大量破壊兵器はいずれ見つかる。」見つかったんでしょうかねえ?これも、云いっぱなしでありました。
「どこが非戦闘地域か分かるわけがない。」
その後岡田代表には、「自衛隊が活動している地域が非戦闘地域だ」こんな開き直りの答弁、これが説明になっているでしょうか?
そして、「人生いろいろ」これなどはまさに開き直りの象徴だとも云えるわけでございます。
どうか、私達に対する切り返しではないんです。
国民の皆さんが、非戦闘地域について、或いは公約について、或いは総理の厚生年金について、ある意味で私達は国民を代表して訊いていることに対して、こういう答弁をされるのは、国民そのものを、バカにしたような答弁ではないか。こういう答弁は止めるべきだと思いますが、反省の弁と止めることをお約束頂きたいと思います。
◆小泉首相
私はいつも、誠意を持って、いかに国民に分かりやすく答弁しようと心がけているんです。
そしてね。これは、最初の「約束を守れなかったのは大したことではない」、というのは、これは30兆円の枠を守れと、云ったときの発言だと思うんです。
ま、確かに、この言葉をとれば、この言葉は適切だったとは思わない。これは、反省してんです。
しかし、イラクにフセイン大統領が見つかっていないからといって、イラクにフセイン大統領がいないとはいえない、と言う発言、これは、私、適切だと思いますよ。
あのころ、いろんな質問に答えていた。イラクに大量破壊兵器が見つからないから永遠に見つからない、というようなトーンだった。
あのときの国連での状態、国連での討論、国連での決議、フセイン大統領が審査を拒否する状況を見れば、これは、あるなあ、と思っても不思議じゃない。
で、私もあのころはいずれ(大量破壊兵器が)見つかるのではないかと思っていたんです。
で、結果的には無い、となった。予想、見込みは外れることがある。
しかし、あのころの状況から見れば、本当に大量破壊兵器を持っていないと思うんだったら、フセイン大統領は国連の査察を受け入れて、自ら「(大量破壊兵器は)無いですよ」と証明していれば戦争は起こっていなかったんです。
それと、これも管さんとの議論で、「どこが戦闘地域で、どこが非戦闘地域ですか」と言う議論になった。
で、私が「非戦闘地域がわかるわけがない」といった。当たり前でしょ。
誰に訊かれたって、内閣総理大臣に訊かれたって、防衛庁長官に訊かれたって日本に、ここに、居てですよ?
私がどこが戦闘地域かどこが非戦闘地域かイラク行って調べたって分かりませんよ。
それは、専門家が良く検討して、「自衛隊が派遣される地域は非戦闘地域でなければならない」という意味で言ったのであって、いまだって、訊かれたらですよ。どこが戦闘地域で、どこが非戦闘地域かそういうことを想定していた、イラク復興支援特別措置法じゃないんです。
そこで、自衛隊が活動している地域は非戦闘地域だという、これは、一番解りやすい答弁ですよ。
これは党首討論で私が、丁寧に誠実に答弁しているの。私は、「自衛隊が活動している地域は非戦闘地域だ」というのは、極めて妥当で分かりやすい答弁なんです。
◆コメント:本当に、小泉首相、頭おかしくなりつつあるのではないの?
国会の両議院の本会議と全ての会議の様子はインターネットで見ることができる。
発言者を指定すれば、その部分から、再生をはじめる。使いようよっては、便利だ。但し、ダウンロード出来ないし、以前は平成12年からのビデオがすべてアーカイブに保存されていたのに、今は、1年経つと、消してしまう。この辺が如何にも狡猾である。
それはさておき、今週の木曜日に、民主党の管直人氏が、小泉首相に代表質問し、首相が答弁したときの部分を文字にしてみた。
出来る限り、発言をそのまま文字にした。
管直人氏も久々の国会で、少しぼけていて、センテンスが完結しなかったり、以前よりも発言のキレが悪いことが分かるが、そういうことは些末なことである。
問題は、小泉純一郎内閣総理大臣のことである。知識の乏しさ、思考過程の異常さ、自分が絶対正しいと信じ切っている、かなり誇大な、はっきり云って、やや病的な自己像である。
そして、音声をここでアップロード出来ないのが誠に残念ななのだが、発言しているときの小泉首相の言葉は、ろれつが回っておらず、発音が不明瞭である。
まさかとは思うが、アルコールが入っているのではないか、と思うぐらいである。
私は、小泉氏を茶化しているのではない。真面目に心配になってきたのだ。
脳のCTだかMRIだか撮ってみた方がいいように思う。
無論、私は医師ではないから、病気かどうか徒に書くべきではないが、とにかく、云うことなすこと、余りにも常軌を逸している。
総理の健康状態は、彼だけの問題ではない。
答弁の内容は、事実認識も論理もめちゃくちゃで、敢えて指摘するまでもないくらいだ。
「フセインが査察を受け入れていたら、イラク戦争は起きなかった」という箇所に、まず、驚く。
イラクは国連の査察団を受け入れていたのである。イラク戦争が始まる2ヶ月まえ2003年1月21日、IAEA(国際原子力機関)のエルバラダイ事務局長は、「我々が任務を完了するまでには、なお数ヶ月を要する」と発言している。
小泉首相は、それを知らないか(だとしたら、当時の国際情勢が全く分かっていなかったことになる)、忘れてしまった(わずか2年前の、しかも些末な事柄ではない。国連を査察をしていたかどうかという重要な事実をわすれるのは普通では、考えにくい)ということになり、どちらにせよ、問題である。
さらに、 「フセイン大統領は国連の査察を受け入れて、自ら「(大量破壊兵器は)無いですよ」と証明していれば戦争は起こっていなかったんです。」という発言は、小泉首相が国連憲章が武力行使を禁じているという国際法の基本をいまだに全く勉強していないことを、物語っている。
最後に、イラク復興支援特別措置法では、自衛隊が活動するのは、現に戦闘行為が行われておらず、かつ、活動する期間を通じて戦闘行為が行われる見込みがないと認められる地域に限っているのであり、なによりも、この法律は、小泉首相自身が強行採決させた法律なのである。
「自衛隊の活動は非戦闘地域に限」るという文言を含む法律を自ら作っておいて、実は、「非戦闘地域がどこにあるのか、分からない。イラクに行っても分からない」というのでは、非戦闘地域という概念自体が無意味化しており、このような法律に基づいて自衛隊を海外に派遣するのは、宿営地の建設だけで344億円も税金を使ったのであるから、国民に対して、サギを働いたも同然である。
そして、これら全ての不備、無知、欺瞞をそのまま認識できず、自分は誠実に答弁していると信じて疑わないのは、小泉首相の異常に強い自信、つまり自己愛に基づいており、私は、それが、殆ど病的な領域に達しつつあるのではないか、と懸念している。
2004年01月29日(木) <米上院公聴会>大量破壊兵器「大量備蓄ない」 ケイ氏証言←ブッシュ・小泉両氏は責任を取るべきだ。
2003年01月29日(水) 日本の「歌手」は下手な人が多い。