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2005年01月23日(日) |
大統領就任演説「<米大統領>演説で「世界で圧政に終止符」と訴える」←じゃ、アメリカに国連査察を入れましょう。 |
◆ブッシュは、非常に優秀なお笑い芸人の資質を持っている。
「ブッシュ妄言録」という本があり、その元になったWEBサイトがある(日本語にも訳されている。そのまま検索すればすぐに見つかる)。
下手なお笑い番組や、マンガより、100倍笑える。例えば、
「あのね、民主主義的な国家というものは、大量破壊兵器など作らないものなんだ」(あのー・・・・。)
(テレビ討論で)「確固たる信念があれば、どんな質問にも答えられるものなのだ。君の質問には、答えられない」(ということは・・・)
(訪英時、イギリス人の小学生に「ホワイトハウスはどんなところ?」と訊かれて)、"It's white."(「白いよ」)(・.・;)
◆甘く見ていた・・・。
しかし、何といっても彼の最高傑作は、
"I think anybody who doesn't think I'm smart enough to handle the job is underestimating."(私のことを大統領として知能が足りないといっている人達は、その事実をまだまだ甘く見ている)。
はい。甘く見ていました。恐れ入りやして、ごぜえやす。
上の英語で何が問題かというと、「みんな自分(ブッシュ大統領)のことをバカだといっているが、それは誤解だ(misunderstanding)」と言うべきところを"underestimate"(低く見積もる)と云ったのである。
つまり、「私の馬鹿さ加減はまだまだこんなものではないぞ」という意味だ。
これは、ブッシュ大統領の本意ではなかろうが、皮肉にも真理を言い当てている。
たしかに、世界はブッシュのバカさ加減を甘く見ていた。
いずれにせよ、中学生レベルだ。アメリカの一般市民のみなさん。こういう人を大統領に選んで恥ずかしくないですか。そうですか。
◆真面目に読む気にもなれないブッシュの就任演説だが・・
彼の知能の低さを端的に象徴しているのが、表題に掲げた一言だろう。
「世界の圧政に終止符を打つ」のだそうだ。
そうですか。それでは、アメリカに国連から大量破壊兵器の査察チームを入れましょう。
何しろ、アメリカが保有する大量破壊兵器こそ、種類も量も、世界最大である。
そして、何と、彼らはそれを平気で使う。アメリカは間違いなく世界で最も危険な国家だ。
国際法の理念上、日本国憲法が「全て国民は法の下に平等である」と規定しているがごとく、国連加盟国の法的地位は経済力の如何に関わらず、平等でなければならない。
アメリカは、結局大嘘だったが、イラク戦争を開始するに当たって、「イラクは大量破壊兵器を保有していて何時攻撃してくるかわからぬ」と主張した。
◆地球上で最も危険な国家、アメリカ合衆国。
繰り返すが、一番危険なのはアメリカ合衆国である。
イラクは大量破壊兵器を保有していなかったし、国連の査察にも応じた。アメリカを攻撃していなかった。
アメリカは何もしていないイラクを攻撃して10数万人のイラク人を殺した。多くの親が子供を失い。多くの子供が孤児となった。
アメリカは国際社会の制裁を甘受すべきである。
アメリカがイラクで行ったことは、広島・長崎に原爆を投下したことと同様に、永久に許されない蛮行である。その国の大統領が「圧政に終止符」だってさ。日本語では、こういう状況を「笑止千万」、という。馬鹿馬鹿しくて、これ以上まともに論ずる気になれぬ。
2004年01月23日(金) 「空自本隊、クウェートに到着」←航空自衛隊の任務はどう考えても、人道支援活動ではない。
2003年01月23日(木) 「イラクが生物兵器をつかったら、戦犯として裁く」(ブッシュ大統領)←お前はどうして裁かれないのだ?