JIROの独断的日記
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2003年01月23日(木) |
「イラクが生物兵器をつかったら、戦犯として裁く」(ブッシュ大統領)←お前はどうして裁かれないのだ? |
米国のイラクに対する攻撃的な姿勢は尋常ではない。真面目な話、ブッシュや側近たちの脳は正常に機能しているのであろうか。
まだIAEA(国際原子力機関)による査察が続いている最中である上に、21日にはIAEAのエルバラダイ事務局長が、「我々は職務を完了するまでになお数ヶ月を必要とする。来週、国連安保理にはこの点を報告する」と言ったのに、米国はその言葉に耳を貸さず、「イラクが大量破壊兵器を保有していて、武装解除に応じるつもりがないのは明らかなのだから、軍事攻撃でしか対処できない」と勝手に言い張っているのだ。
それほど、イラクの大量破壊兵器保有を確信するからには、アメリカは何らかの独自の情報を持っているはずである。そこで、IAEAのエルバラダイ氏は10日以上も前になるが、1月11日に米国に対して情報の提供を求めたのだが、アメリカは今日現在、証拠を示していない。
それで、同盟国に、イラク攻撃を支持してくれというのだから、無茶苦茶である。もはや米国は「世界の駄駄っ児」となっている。ヨーロッパでは、ドイツとフランスがはっきりと戦争反対との立場を表明しているし、唯一米国と歩調を合わせている英国のブレアですら、査察はかならずしも、1月27日で終わらせる必要は無い。といっているのに・・・。
今日、ニュースで流れた、表題の発言を読んで、唖然とした。生物兵器だろうが何兵器だろうが、相手が使ったら戦犯として裁くが、自分は相手を攻撃するのは構わないのだそうだ。ブッシュは多分、自分にできない事は無い、と思っているのだろう。
本気で心配になってきた。
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