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JIROの独断的日記
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2004年10月05日(火) 「フセインとアルカイダを結びつける確たる証拠は無かった」(ラムズフェルド国防長官)。ブッシュさん、身内から見放されてますね。

◆記事1:「つながりに確たる証拠ない」=イラク旧政権とアルカイダ−米国防長官

 

【ニューヨーク4日時事】ラムズフェルド米国防長官は4日、ニューヨークの外交評議会の講演で、イラクのフセイン元大統領と国際テロ組織アルカイダの関連について、「両者をつなげる強力で確実な証拠は見ていない」と述べた。同長官はイラク戦争前、両者の連携を強調。昨年9月にはフセイン政権の米同時テロへの関与の証拠はないと軌道修正したが、アルカイダとのつながりまでは否定していなかった。  (時事通信) - 10月5日9時1分更新


◆記事2:兵力不十分と米批判 ブレマー元CPA行政官

 

【ワシントン5日共同】5日の米紙ワシントン・ポスト(電子版)によると、イラクの占領統治に当たったブレマー元連合国暫定当局(CPA)行政官は4日の講演で「兵力が十分だったことは1度もない」などと、ブッシュ政権のイラク政策を批判した。

 イラク占領当局の元最高責任者が、ブッシュ政権の政策を批判するのは初めてとみられる。

 ブレマー元行政官は開戦時に大規模な兵力を投入しなかったことと、フセイン元大統領追放後の略奪などを早期に封じ込めなかったことを2つの大きな過ちと指摘。米軍部隊の規模が不十分だったことは「無法地帯との雰囲気を助長し、われわれは大きな代償を支払う結果になった」と述べた。 (共同通信) - 10月5日13時46分更新


◆記事3:韓国、金正日体制崩壊に備え秘密計画立案…韓国紙報道

 

【ソウル=豊浦潤一】韓国紙、中央日報は5日、北朝鮮の金正日体制崩壊などの非常事態に備え、韓国政府が混乱収拾のための2つの秘密計画を立案していたことが判明したと報じた。

  統一省から資料を入手した野党議員が4日、国会で明らかにした。

 「忠武3300」計画では、北朝鮮で内戦などが発生した場合、北朝鮮の観光地、金剛山や開城工業団地などに滞在する韓国人を迅速、安全に撤収させるとしている。また、流入する難民は、指定した学校や体育館(計20万人分)、韓国軍が設置した10か所の施設で収容するという。

 同紙によると、金正日体制が崩壊した場合、韓国政府は、「忠武9000」計画に基づき、統一相をトップとする統治機構「自由化行政本部」を設置する。 (読売新聞) - 10月5日21時49分更新


◆コメント:あっという間に世界の構図が変わることが有り得るのは歴史が証明している。

 

それは、東西ベルリンの壁が崩壊した時、とソ連が解体したときですね。

 本当に、ソ連がなくなって、冷戦構造が消失するなどということは、誰も直前まで予想できなかったし、ベルリンの壁もまさか、自分が生きている間に無くなるとは思っていなかった。それがある日突然変わる。


 

 ブッシュ政権の内部の動きは殆ど「反乱」ではないか。

 つい先日、パウエル国務長官が、「大量破壊兵器は存在しなかった」と思い切りブッシュにとって、不味いことをはっきりと述べた。パウエルは今度ブッシュが再選したとしても、もう、辞めると云っているから、その前に、真実を言っておかねばならない、と考えたのだろう。

 これだけでも、かなり驚いたが、今度はネオコンのラムズフェルドまで、記事1のとおり、イラクとテロリストを関連付ける証拠はなかったのに、イラク戦争を始めるために、証拠がある、とウソをついたのだ。と白状してしまったのである。

 さらに、とどめを刺すかのように、記事2のブレマー行政官。つい数ヶ月前までイラク占領の責任者だった人物が、ブッシュが中途半端な兵力の投入をしたから、問題がややこしくなったのだ。と批判している。

 これは、余談だが、欧米人にはこういう面があるのだ。まず、自分を守ること。そのためには、上司である、アメリカ合衆国大統領のことさえ、公然と批判する。


◆ブッシュとケリーは秘密結社の先輩と後輩

 

 ケリーが大統領になって、世の中が突然変わるかどうかは、これは、何とも言えないのだけどね。

 ブッシュとケリーは同じエール大学を出ていて、ごく少数のエリートから成る、「スカル・アンド・ボーンズ(ドクロと骨)」というエール大学の秘密結社の先輩と後輩なのだ。エール大学の中に、窓が一つもない"Tomb"(墓石)と彼らが呼んでいる建物があり、ここに定期的に集まって、なにやら密談を交わしているらしい。このメンバーはCIAに支配力を持ち、その他、米国上層社会の至る所に影響を及ぼしているという。 だから、ケリーも得体が知れないのですよ。本当は。

 但し、ブッシュよりは頭が良いので、小泉首相がただ愛想を振りまいても、あまり、メリットはなくなるかもしれない。つまり、ケリーが当選したら、小泉首相は何でもアメリカの云うことを聴いていればいいという訳ではなくなる可能性が高い。


 

北朝鮮に関する記事3は大変興味深い。

 韓国の諜報組織はそれなりの情報をつかんでいるのではないだろうか。やっぱりそうか、と思った。

 というのは、私は、6月17日に、北朝鮮、心臓専門病院を準備=韓国にノウハウ打診」という記事を見つけて、これは、首領様、生活習慣病で、動脈硬化が進んでいて、心臓がやばくて、いつ心臓発作を起こすかわからないのだろう、と書いたのだが、それがずっと気になっていたからである。首領様の健康が心配なのでは、ありませんよ。

 今はまだ、ちょっと気が早いかも知れないが、北が崩壊したら、とりあえず、ノドンの心配が無くなるでしょう。そうしたら、北朝鮮の脅威があるから、日米同盟が大切なんだ、という理屈も通らなくなりますね。

 そうなることを祈ります。世界が大きく動きそうな気がするのは、私だけでしょうか。


2003年10月05日(日) <テロ特措法>2年延長の改正案 衆院で可決 ←そんなにあっさり決めてよい法律ではないのである。
2002年10月05日(土) アメリカのタバコ訴訟

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