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JIROの独断的日記
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2004年07月03日(土) 私が、日本はもうだめだ、と考える理由

私はこの季節、特に憂鬱になりがちである。が、それを差し引いても、諸々の兆候から日本はもう駄目だ、とほぼ確信した。

 しばしば「新社会人のための100冊の本」という類の雑誌記事に登場する、デール・カーネギーの「人を動かす」という本があって、一生の不覚ながら、私もあんな本を読んでしまったことがあるのだが、一つだけ正しいと思われる記述がある。

 「人間は、1日の99%の時間は自分のことだけを考えて生きている。」

 様々なblogやら、インターネットコミュニティサイトがある。このENPITUという日記のサイトでは得票ランキングが出される。先月もその前もその前もずっと、総合順位の1位から10位までを占めているのは、「芸能」若しくは「恋愛」である。こりゃ、だめだ。

 先日、ニュースを見ていたら、次のようなシーンがあった。

民主党の岡田代表が、市民集会で、年金の財源として消費税を充てるという説明をした。何か質問は?と参加者に訊くと、あるオバサンが立ち上がり、「岡田さんの顔って怖いから、その顔で消費税とか云われると、なんか、やだ。」

 機関銃を持った私が、その場にいなかったのは、幸いだった。

 女性にも、理屈でものを考える人は大勢いるが、世の中の平均的なオバサン、ないし女性の思考能力を、このオバサンの発言は端的に示している。いや、これは、「思考」ではない。単なる情緒的な反応である。女性は感情で動くのはよく知られている事実である。

 こんなことで日本の未来が左右されるのである。選挙における投票が情緒的な選択であってはいけないのだ、などということは、この類の人々には100年かけて説明しても解るまい。

 来週の選挙では自民党が勝ち、いずれ憲法が改正され、日本は戦争への道をひた走るだろう。怖い顔をした岡田代表より、安倍幹事長の方がハンサムで優しそうだから、という理由で、自民党に投票するのであろう。

 自衛隊のイラク派遣も、憲法改正(改悪)も、年金も面倒くさい。そんなことより、今日が楽しければ良いのだという、刹那主義が日本を滅ぼすのだ。

 そのように考えると、腹が立ってしかたがない。考えても仕方がないのは解っている。他人の思考に介入することはできないし、他人が何を考えようがそれは、その人の自由だ。そんなことは百も承知だが、やり場のない、憤りを覚える。一度これが始まると、しばらく止まらない。

 私は、血圧が高くて薬を飲んでいる。一時期は薬のおかげでだいぶ落ち着いていた。しかし、最近は、上に書いたようなことを、しょっちゅう考えている所為か、また血圧が高い。絶対に因果関係があるとおもう。

それに加えて、小規模な脳梗塞が起きているフシがある。言葉の発音が不明瞭になったり、思考が停止したりする。

 あまり、長くないような気がする。以前、書いたが、私は5年前に自分から死のうとした人間であるから、死ぬのはいっこうに構わない。病死なら保険も降りるから、子供を大学まで出すことは可能だ。家内は喜ぶだろう。

 だから日本がどうなっても良いといえば、良いのだが、本来防げる、間違った道への進行を、世間が無関心であるために、政治家に許してしまうのかとおもうと、たまらない。もう一つ腹が立つのは、自分は身体に障害があって、もし戦争が起きても絶対に兵隊に取られる可能性のない人間が、自衛隊のイラク派遣に賛成したり、自民党の軍国化路線を支持していることだ。これは本当に無責任だ。

 ま、日記が途絶えたら、くたばったと思って下さい。自分からは死にませんが、一度はこういうことを書いておかなければ、と、以前から思っていたので、書きました。

 私の拙い日記を読んで下さった方々、ありがとうございました。


2003年07月03日(木) 「地球温暖化により、既にいろいろと不気味な現象が起きている。」

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