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2004年01月30日(金) |
「イラク自衛隊派遣承認、衆院特別委で可決」民主主義が必ずしも正しい選択をするとは限らない |
◆記事:イラク自衛隊派遣承認、衆院特別委で可決
イラクへの自衛隊派遣に関する国会承認案件は30日午後6時前、衆院テロ防止特別委員会で採決され、自民、公明両党の賛成多数で可決された。
採決は自民党が質疑打ち切りの動議を提出。自公両党が賛成し、斉藤斗志二委員長は質疑を打ち切り、採決を行った。
承認案件について、自公両党は30日中の衆院本会議で採決、可決し、参院に送付する方針だ。これに対し、野党は「審議を十分に尽くしていない」と反発し、衆院本会議採決にも反対している。(読売新聞)[1月30日18時18分更新]
◆民主主義が必ずしも正しい選択をするとは限らない。
議会制民主主義というのは理想的な政治形態とされているが、それ自体は、選挙や多数決の原理など、「手続きの体系」に過ぎず、その手続で決定された事に必ず、妥当性、合理性があるとは限らない、ということを、今日の衆議院特別委員会は端的に現している。
戦地へ自衛隊を送る、という憲法の条項に反する議案がろくに審議もされずに簡単に決められてしまった。
◆自衛隊派遣を認める人は「自衛隊員は死んでも仕方がない」と考えている
並みの知能の持ち主ならば、イラクの情勢や、劣化ウラン弾による放射能汚染を調べて、少し考えれば、自衛隊員に死者が出る可能性は非常に高いことが、自ずと明らかになろう。それでも自衛隊を派遣すべきだ、と主張することは、「自衛隊員は、多分死ぬだろうが、それは仕方が無い」と考えている事になる。随分ひどい人たちだと思う。
◆ひどい人の筆頭は小泉内閣総理大臣だ。
国政の最高責任者であり、自衛隊の最高指揮官でもある内閣総理大臣は、口に出しはしないが、当然、最悪の事態を考えて、それでも、自衛隊に派遣命令を出した。これは、殺人の未必の故意がある、といってかまわないだろう。
小泉首相のなにが一番いけないのか。内閣総理大臣は国民の生命を守るのが最も重要な責務であるにも関わらず、日本国民である自衛隊員の生命よりも、アメリカに対するメンツを重んじたことだ。これこそ、小泉内閣総理大臣の思想の根本的、かつ致命的な誤りである。
2003年01月30日(木) 民放の「コメンテーター」と、テレビ屋たちは、いい加減にしろ。