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JIROの独断的日記
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2003年10月18日(土) 日本は世界にカネを出し過ぎ。

 中国が有人宇宙飛行に成功した。ソ連、アメリカに次いで人類史上3番目の快挙だ、と言って、得意になっているけれども、ちょっとまてよ、といいたい。有人飛行はコストがかかる。今回も2000億円以上をつぎ込んでいる。

 ところで、日本は中国に毎年どれぐらいODA(政府開発援助)としておカネをあげているか、知ってますか?去年だけで、1350億円。1997年からの累計は何と3兆円にもなるのです。

 他人から金を借りている国が、見栄を張るためだけの有人宇宙飛行を計画して成功して、はしゃいでもらっても困るのだよね。そんな余裕があるなら、もう、日本からのおカネ、要らないのではないですか?

 イラク復興支援に関しては、自分でもイヤになるほど何度も書いた。あんな侵略戦争を起こしたアメリカという国家に資金援助してやる必要など、ないと思う。これが、昔の田中角栄あたりだったら、日本はビタ一文払わないといったかもしれない。分からないけどね。そうしたら、ブッシュの政治生命は一巻の終わりで、面白いのだが。

 それから、国連加盟国には分担金というのがある。国連には100数十カ国が加盟しているけれども、何と、国連の費用の5分の1は日本が負担しているのです。それでいて、常任理事国じゃないなんて、こんなバカな話はない。何故なれないかというと、国連憲章に、「常任理事国は独自の空軍を保有していなければならない」という規定があるから。そんな規定、変えさせろ。

 話が元に戻るが日本のODA(政府開発援助)の額は1991年から連続10年世界1だったのです。そのわりに、感謝されていない感じがしません?人間、慣れるからね。もらって当たり前と思っているのだろう、多分、どの国も。

 そして、支払先を見ると、本当に極貧で困っているアフリカの小国なんかにはあまり払っていない。一番がインドネシア、2位が中国、3位がタイ、4位がベトナム、5位がインド。確かに先進国ではないけどね。もっと困っている国があるでしょう?どうしてアジアの国にカネをやるかというと、ODAを外交政策の道具と考えているからです。日本企業が進出しやすくなるようにしてもらおう、とかね。

 そういう下司な考え方はやめて、どうせ、援助するなら、本当に援助、つまり人助け、人命を救う方に費やした方がよいと、私は思う。


2002年10月18日(金) 東南アジアで連続テロ。中東ではイスラエル軍の砲撃で妊婦ら6人死亡

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