NINJA-SYSTEMS
るり子の日録【オリーブの森で語りあう】
るり子の日録【オリーブの森で語りあう】
るり子



 空模様のごとき休日

明け方 Rが夢に出てきました。





ナゼ そんな夢を見たかは

スグ わかりました。





私は 覚醒し始めたその明け方の脳で

何を思ったか

無意識のうちに なくしたものを数えていたのです。






元々 手にしてはいけないRでしたから

結果として 誰に取られようと 

それは無くしたとはいえないハズなのですが、

私には 亡くしたも同然のRでした。






でもRは いいのです。

その気になれば 彼の様子をうかがい知る事も出来ますし

幸せに自力で生きていけるだけの力量も

彼には充分過ぎるほど備わっています。








設計士の彼と別れる直前、

どうしても避けられない外的要因で

室内で飼っていた 四頭の犬のうちの三頭を

私は

それらの犬が幸せになれるだろう事を 先様に充分確認した上で

欲しいという方に お譲りしました。






つまり・・・・・・・・、 

事業に行き詰まり

平均的に見て贅沢すぎると思われる家と庭を 社用に転用したのです。

それは、家政婦さんを解雇するという事であり

多数の犬を飼えない環境に移動するという事でもありました。




日記にここまではっきり書いたのは初めての事ですね。^^;




家を替わることは辛くなかったと言えば嘘になります。

しかし、





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確実に幸せにしていただけるという保障を取り、

念を押して 念を押して 念を押して 念を押して

送り出したハズでした。






決して裏切る事のない存在を、

結果として私が裏切った事実。






私がなくした物は沢山あります。

でも、なくして一番辛かったのは

母でもなく Rでもなく 設計士の彼でもなく ましてや家などではない、

三頭の犬だったのだと、

思い知らされた早朝でした。







明け方の夢は 残酷なまでに己の心をかき乱し

五月の日の 晴れやかなはずの休日は

今日の空模様の如く 陰鬱なものになりました。






犬を手放した事が一番辛いだなんて








何と平和な国に住んでいるのだろうと

心の片隅で思っていることも事実です。






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2004年05月15日(土)
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