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■ アラブ・アフガンズ
ここ数日 イラク関連の日記を書きながら
日記のタイトルに
イラク関連のワードを入れてこなかったのは
論を張るなどという気概が己にないからに他ならないからなのですが、
それぞれの言葉で それぞれが思う事を文字にする。
これは大変大切な事だと思うのです。
素人なりの未熟が そこにはモロに出てしまいますが、^^;
それはそれでいいではないですか。
考える事を放棄するより ずっといい。
と、いうことで
またまた イラク関連ネタを少しばかり。^^;
どうしてこんな事になってしまったんでしょうね、私たち。
それは当然、
アメリカと同盟国の関係を保持する立場を私たちが選択したからですよね。
では、日米安全保障条約を破棄して独自の道を行ったらいいのでしょうか。
永世中立国を謳う スイスのように?
でも、知ってます?
旅行に行ったらスイスのガイドさん言いませんでした?
「わが国にはトンネルの壁内にも、非常食が塗りこんであります」って。
スイスの軍事力はかなりのものらしいですね、
見たわけではないので らしいとしか言えませんが。
一国で立つ覚悟って、つまりは具体的には そういうことなんですよね。
私たちは、どちらの道を行く方が ベターなのか
やっと 真剣に考えるベースが私たちに出来た気がします。
私たちというのは、市井の普通の自分達という意味です。
つまらない話しなので
一緒に読みながら考えて下さる人がいないかもしれないけれど、
出来たら一緒に 考えてみてくださったら とても嬉しいです。
さて、今回の混乱のもとは いったいどの辺にあるんでしょう。
私たちが既に生れている超近代史に それはありますよね。
アフガニスタンが アメリカに軍事的協力を求めてきた時
それを隣国パキスタンと友好関係を保っていたがためにアメリカが断り、
それに変わって ソビエトがアフガニスタンに協力を申し出て
当時のアフガニスタンエリート学生が ソ連に無償留学し
共産圏の全てをアフガニスタンに持ち込み
結果、クーデターによりアフガニスタン政府が倒れた。
しかし 敬虔なイスラム教徒が 無宗教の共産主義を受け入れるはずが無い。
新しくたった共産主義の政府にアフガニスタンの人々が反対を表明し、
それを押さえるために ソ連がアフガニスタンに侵攻する。
そのソ連に アフガニスタンの人々は ゲリラ戦で応戦しました。
そして
イスラムのために立ったアフガニスタンを守るため
アフガニスタンには
イスラム教を信望する中東各国から あまたの義勇兵が志願しました。
その義勇兵が いわゆるアラブ・アフガンズですよね。
アメリカは 当時冷戦関係にあったソ連を 影から叩くために
ソ連に対して ゲリラ戦をしかけイスラム文化を守るアラブ・アフガンズに
戦略や武器や資金面で かなりのバックアップをしました。
その アラブ・アフガンズが
現在テロリストとして世界中で活躍(いい形容では無いですが、)している
アルカイダである訳です。
すごく皮肉な 話ですね。
自分達のアイデンティテーをつぶす人々、
つまり 文化を踏みにじる輩は許さない。
その イスラムのプライドを 私はそこに見ます。
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2004年04月19日(月)
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