NINJA-SYSTEMS
るり子の日録【オリーブの森で語りあう】
るり子の日録【オリーブの森で語りあう】
るり子



 いいたい放題

夜遅くなってから

出かける用事が出来て

今、戻りました。






素直に寝たらいいのにね。^^;






ここを書き上げて寝ようとするところなどは

もう既に病気です。(爆)






ずっと気になっていた

と言えば嘘になりますが

少し前にここで 綿矢りささんの『インストール』について書きましたが、

続きを書こうと思っていた件を

今夜は軽く触れてから休もうと思います。





人は誰にでも何らかの才能があるものだとか





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しかしそれは

自発的な自分自身の発想によるものではなく

いわば

ひよこの オスとメスを 

瞬時に見分け選別する能力に長けている力のようなもので、

いわば月のように他者の光で輝くようなもの。

決して自家発光する太陽ではない。






で、

第130回芥川賞受賞作について

感じたことをすこし書いて見ようと思いつつ

今になってしまいました。





訳は

二作とも、何だか余りにも軽くて 

感想を正直に書いていいのか躊躇していたという感じでしょうか。






私には、綿矢りささんに関して言えば、

『蹴りたい背中』より『インストール』を読んだ日の衝撃というか感動の方が

より新鮮で 大きいものがありました。

登場人物の設定も『インストール』の方が私には魅力を感じさせます。

大人びた物言いをする小学生

平凡でない魅力を含んだその小学生の母

膨らませようによっては

ストーリーの広がりを持たせる可能性を含んだチャットの中の男。

インストールの前半はやたらテンポが遅いのですが、

今回の『蹴りたい背中』もやはりとてもテンポが遅いのです。

おそらくこれは綿矢りささんの個性なのだろうと思います。

丁寧に

ぎっしり書き込まれているので、

読者の自由な想像の余地が少ないもの特徴かもしれません。

ついでに改行や段落の区切りもすくなめです。

汎用的な形容を使わない、

個性的な表現が多様されるのも彼女の特徴だと思うのですが、

ありふれた表現で書かれた深い感動に

私は真の筆力を見るものです。

その点では、若干の違和感があります。


・・・・・・・・いいたい放題ですね ( ̄▽ ̄; ・・・・・・・・・・









金原ひとみさんの『蛇にピアス』に関して言えば、

プロットの非日常性を抜けば

凡庸なストーリー展開に思えて仕方がありません。

でも、楽しく読めました。

自分の感性にとても近いものがあります。

ピアス・SM・刺青・殺人が次々登場しますが、

あまり驚くような記述ではありません。

が、日常的な市井の市民の生活ではない事は確かでしょう。

おなじ芥川賞ですが、

村上龍の『限りなく透明に近いブルー』

あの衝撃には 遠く及びません。



・・・・・・・・いいたい放題ですね ( ̄▽ ̄; ・・・・・・・・・・






感想を正直に書いていいのか躊躇した訳は、そんなところです。




でもね、

奇麗事でない感情のひだを

彼女達は 実にうまくまとめています。

そこに受賞の決め手があったのかな?

と、思います。







今見たら、オリーブ板にうれしい書き込みがいっぱい^^

明日、丁寧に私も書き込ませていただきます。

では、おやすみなさい。^^;







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2004年03月04日(木)
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