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■ (日記) 人の命って本当に儚いものだ……。
チョンマゲの一番仲が良かった仕事の同僚が、おととい亡くなった……。 死因は大動脈瘤はれつ。享年55歳。 アタシと同じ年である。
大の医者嫌いだった(K)さんは、一週間ほど前のちょうどチョンマゲが膝が動かず有給休暇を取った日、会社で仕事中に「背中が痛い……息が出来ない…」と言って突如うずくまったそうだ。 その時には顔が真っ白で、心配した同僚たちが救急車を呼ぼうとしたそうだがそれを遮り、自ら自宅に電話し、奥さんに迎えに来てもらい病院に行ったそうだ。
しかしその病院では対処しきれず、大学病院のICUに緊急入院したそうだが、もうその時にはただの詰まりなどではなく破裂していたのかもしれない・・・・・・。 そのまま一週間近く何の連絡も入らなかったので、所長が心配し家に連絡したそうだが、とうとう一昨日亡くなってしまったという。 昨日は一番仲の良かったチョンマゲが所長から同行を頼まれ、(K)さんの自宅に伺い、なきがらと対面してきたそうだが、チョンマゲは相当なショックで泪も出なかったという。
(K)さんは家にりっぱな菜園を持っており、野菜を育てるのが大好きだった。 よくアタシの店にも新鮮な野菜を届けてくれた。 チョンマゲの会社の飲み会が有れば、かならずみんなで二次会はからくり箱に皆で来てくれていたのだが、そんな時もいつも(K)さんは一足先に来て、アタシにちょっとしたチョンマゲの会社での逸話等を報告してくれていた。 3人で待ち合わせをして美味いラーメン屋に行ったこともある。
奥さんと仲が良く、二人の子供さんももう大人になり、野菜を育てたり、釣りに行ったり、パチンコが大好きだったという(K)さん。
人の命って、なんてあっけないのだろう……。 55歳で裕福な家柄で、これから色々な楽しみを奥さんと満喫できる年齢だったのに……。 つい一週間前までは昼休みなどにチョンマゲたちと恒例のNHKのTVドラマを見ながらお昼を食べ、他愛のない話で盛り上がっていただろうに・・・・・・。 とても仲が良かったご夫婦なので、奥さんは相当なショックだろうなぁ……。 最愛の人をなんの心の準備もないまま、突如奪われてしまった奥さんは、今どんな気持ちでいるのかと思うとやり切れない思いでいっぱいだ……。 それにしても55歳なんて、あまりに早く生き急いでしまったものだ……。
なんか、最近心が落ち込む出来事が多い。
生きているのが辛くても生きなきゃならない人。 生きる気力にも何もかもにも満たされていながら、突如人生に幕を下ろす人。 個々の人間に与えられた運命にチョットした理不尽さを感じる今日この頃だ……。
(K)さんのご冥福、心よりお祈り申し上げます。
2011年06月15日(水)
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