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■ (日記) 貧乏なれどポリシー譲れず・・・
この所、店を会員制にするか、ミクシィのように友人の友人まで・・・・・のように紹介制にしようかなどと真剣に考えている。 と言うのも、どう考えても店の雰囲気には合わないような人たちが先日初めて店を訪れ、ちょっと気になっているのだ。 別にその人々に危害を加えられた訳でもなく、迷惑行為をされた訳でもなく、その日はあくまでも行儀良く楽しみながら飲んで行ったただけなのだが・・・・・・。
別にアタシは気取るつもりもなく客を差別化する訳でもないが、やはり3年間掛けて作って来た店の雰囲気や空気やカラーと言うものを、ずっと守り続けたいと言うのはアタシの最低限のポリシーであって、アタシが嫌うムードの客は常連達も嫌いであろうという感が否めないのだ。 お客さん側も郷に入れば郷に従いで、その店の空気を読みながら過ごして欲しいと思う。 それが出来ない人にはやはり来て欲しくない。
その人達はアタシ達が店を引けてから何度か食事をしに行った事の有る店のママさんのお身内の方とその部下らしく・・・・・・。そしてそのママさんだってアタシ達が良く利用していたのでお返しのつもりで好意でお客を紹介してくれたと思うのだ。(実はそれだから尚更困る訳で・・・)
ただ、その社長の話題はどこそこのヤクザの大親分たちと仲が良かったとか、夜の歓楽街を昔は散々飲み歩いたと言う武勇伝的話題とか、歌う歌もド演歌やムード歌謡やはたまた軍歌の類ばかり・・・・・・。 同じ水商売でもちょっと種類の違う方面だ。 しかし威張っている訳でもなく、威圧感があるわけでもなく、顔を見れば人が良さそうな人なのだ。 明らかに人に絡んだり、ちょっかいを出すような飲み方をする人にはそれなりの文句も言うが、そうでない場合は特に難しい。 もしかしたら本当に良い人間の場合も有るから・・・・・・。
長年こういう店を経営して来て過去も何度かそういう場面に出くわし、あまり歓迎したくは無い種のお客に気に入りかけられた事も有る。 そんな時にアタシ達が取って来た対策と言うのは、あからさまな無視にならぬ程度に合図地は打つものの、気に入られたくないビームを所々発信させ、つまらない店だと言う印象を与え、自然に足が遠のくように仕向ける・・・と言うものだった。 最初の内は何度か通ってくるものの、詰らなくなるらしく「なぁんだ、面白い店じゃないじゃないか・・・」と思い来なくなってくれる。 たまに、自分達はこの店の雰囲気には合わないので、来ない方がこの店のためだ・・・などと思ってくれるような解ってくれる人も居た。 やはりアタシは儲けよりも皆の居心地を重視しながら商い続けたい。 それを腹を立てずに理解してくれる人もちゃんと居るのだ。
貧乏なのに客を選んでいる場合じゃないだろう・・・と思う人も居るかもしれないが、やはり店と言うのはカラーが大切な訳で、そのカラーに合った人々が集まるものだと思うのだ。 なので異色の人が時たまドアを開けると、なんとも憂鬱になってしまう。
2008年03月17日(月)
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