マキュキュのからくり日記
マキュキュ


 (日記) 奇妙な女性


あんなに天真爛漫で、自分の感情通りに、素直に生きている女性を見たのは数十年ぶりのような気がする。
昔、ヒッピーが流行していた時代は、あんな感じの娘が良く居た物だ・・・。
時代の波に乗ろうともせず、昭和の良き時代で時を止めてしまった堕天使・・・。
昔そんな親友が居た・・・・・・。
その親友を思わせるような女性に昨夜出合えた。

今日は、ちょっと奇妙奇天烈で、不思議な魅力に満ち溢れた女の子(厳密にはそうは若くは無い)の事を書いてみようと思う・・・。


昨日我が店の促進マネージャー【KS】に連れられて来た【V】ちゃん。
【KS】の高校時代の後輩らしいが、今は東京で一人で暮らしていると言う。
【KS】が参加している音楽関係のイベント参加のため、今回松本に帰ってきたらしい。

声のトーンは甘く高く、あれほど極端に高くはないが、ピンクの電話のよっちゃん系。
ボディラインはグラマーだ。
その容姿が、無遠慮なおじ様方の視線をついつい集めてしまうので、彼女自身はあまり好きではないだそうだ・・・。【アタシャ とっても羨ましい・・・】
彼女はちょっと若い頃の高瀬春奈を思わせる。

私の事は【KS】が招待してくれた共通サイトの紹介文で知っていたらしく、店に入って座るなり、私に愛想良く自己紹介をし、「前からこのお店に来たかったんですよ〜♪」と言ってくれた。
彼女は焼酎のお湯割を飲み【KS】は水割りに梅を入れ、グチュグチュにして飲んでいる。
それを見て彼女は「邪道だねぇ〜♪」と一言。(笑)
付き出しを誉め、エビのパスタを誉め、サバ缶サラダを誉め、ヌカヅケを誉め、良く飲み良く食べ良くしゃべる。
「近くにこんな店があったら、一人でも飲みに行くんだけどなぁ・・・」と呟いている。

彼女のおしゃべりは、激しい人見知りの裏返しなのだと言う・・・・・・。
彼女の書いたプロフィールを、【KS】からのお誘いで参加した、共通サイトで今読んでみた・・・・・・。

本当は物凄く人見知りなのに、馴れるまでは沈黙が怖くて、弾丸トークして落込んでしまうようなヤツです。
自分の狭い世界から、色んな輪が広がって、成長出来たら良いなって思っています。


なるほどなんだなぁ・・・と、今更ながら彼女がいじらしく思える。

3人で会話をしながら飲んでいると、常連の【K】が来る。
役所勤めの彼は、良く一人でポツンと来ては、2〜3杯飲んで2〜3曲歌って、早々と切り上げるような飲み方の人間だ。
そんな彼にも【V】ちゃんは、話を振って仲間に混ぜさせようと一生懸命気を使いながら話し掛けてくれている。

夜はゆぅ〜っくりと過ぎて行き、やがて【KS】の親友であり、級友でもあるメリーが来る。
転勤し、忙しがっていて中々来れないで居るメリーを【KS】が呼んでくれたのだ。
メリーと言うあだ名の【N】は、そのあだ名が余りにも似つかわしくない容貌の大男。
彼は郵便局の職員で、エポック時代からの大常連だ。
我が推進マネージャーの【KS】を始めて連れてきてくれたのは、他でもないメリーである。
母が生きていた頃のエポック時代からのアタシの歴史を、全て知り尽くしている友人である。

何故、一見、プロレスラー的な容姿の彼のあだ名がメリーなのかというと、彼らが高校時代、互いのあだ名を付け合う時、わざと容姿にそぐわないようなあだ名を付け合ったらしい。
そのメリーが浸透し、未だに人は彼をメリーと呼んでいる。
郵便局員までそう呼ぶ人も居るそうだ。

そのメリーが【からくり箱】を訪れたのは、昨日が初めてだ。
このメンツが揃えば、やはり歌が出ないわけが無い。
暫くの間、世間話をしながらゆっくりと飲み、メリーを受け入れるべく【V】ちゃんの弾丸トークが飛び出す。
【V】ちゃんはザルではなく、自称ワクだと言うだけ有って、本当にお酒が強い。
でも、徐々にほろ酔いになってきたのか【V】ちゃん、益々饒舌になって来る。
【V】ちゃんの類稀な人懐っこさと、ユニークな辛らつトークに、初めはどう対処したものかと困惑気味だったメリーも、徐々に彼女のペースに巻き込まれ、彼女の摩訶不思議な魅力の虜になって来た様子。
その辺で【K】がこれからまだ仕事があるのでと帰り、残るは【KS】達のみとなる。
徐々に雰囲気も盛り上がり、いよいよカラオケスタートとなる。

【KS】は無論のこと、メリーも歌はとても上手だ。
【KS】とメリーのコンビも、前回日記に出てきた【M】と【A】のヂュオよろしく、もうプロ同様だ。
ウォンビーロングや、レイニーブルーなどを皆でハモリながら順番で歌う。

「マキさんもソロで何か歌ってあげてよ」と【KS】に言われ、今お得意の【明日】を歌い始めた途端、何と、【V】ちゃんがビィービィー泣き出してしまった。(笑)
声をしゃくりあげながら、本当にびぃ〜びぃ〜泣いているのだ。

「何泣いてるんだよぅ〜♪」と言う【KS】に、「だってぇ〜、だってぇ〜、もう、泣かない・・・もう逃げない・・・なんて、今のアタシの心境にどんぴしゃに合った歌を歌うんだもん〜!!!!!」と、まるで赤ん坊のようにヒクヒク泣きじゃくりながら訴えている。【苦笑】

無邪気だなぁ・・・・・・。何とも、無邪気な女性だ・・・・・・。
本当に天真爛漫と言うのは、あの娘みたいな人の事を言うのだろう・・・。
何処にも邪気や悪意を持ち合わせていないような気がする・・・・・・。

歌い合い、愉しんでいる内にあっという間に2時半になり、そろそろお開きにするか・・・、となったわけだが、昨日は珍しく【KS】のもう一軒いかが? のお誘いも断り、なぜか一人で明かりを暗くした店に残り、音楽を聴きながらシミジミとした気分で少しだけ飲んだ。
昔、18歳のままで自殺した、【リミ】と言う女の子のことを思いながら・・・・・・。

彼女が生きていたら、きっと【V】チャンくらいの年齢になっていただろうか・・・。
あどけなく、無邪気だったリミは、父母のセックス場面を見てしまった夜、ガス管を加えて自殺した・・・・・・。
きっと両親の愛の営みを、汚れたものとして捕らえてしまったのだろう。
それほど純粋な少女だった。

人懐っこく、どこか寂しげで、優しかったリミは、なんとなく彼女に居ている。
昨夜はリミが姿を変えて、私に会いに来たような錯覚に陥った・・・・・・。

【V】ちゃん、とても楽しかったよ〜♪ 又一緒に飲みましょうね。
そしてあなたのその純粋さを私にも吸収させてください。


2005年04月19日(火)

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