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■ (日記) 直感が冴えた日
先日見に行った店・・・・・・。 店は大変気に入ったのだけれど、その案内をしてくれた人の何気ない雰囲気に私の直感が【待った】を掛けたのだ。
早口で落ち着かぬ話し振り、人の目を直視して話さない。話を端折りたがる。 店の良い所ばかりを言う・・・。 それで少しでも、何かを聞き出そうと「もし、お時間が有ったら色々伺いたいので30分ほどお茶でも飲む時間は有りませんか?」と切り出した。
お茶を飲みながら、『まさか又貸しとかではないですよね?』だの『持ち主と直接のお話は出来るのですか?』とか『機材はそのまま使えるものばかりなのでしょうか?』とか『私は長年〜商売をやってきたのですが、安全で家賃の安いお店探しをしようと友人の不動産屋などにも色々と当たってるんですよ』とか、彼の話しの登場人物で共通の友人の名がたくさん出てきたので「私も仲間だけは多い方なので、その人も知ってます・・・、あの人も知ってます・・・」などと、やわらかく牽制し、私が直ぐにウマイ話に飛びつくような、ズブの度素人ではないと言う事を何気なく強調し釘を刺しておいたのだ。
私は自分の直感を信じ、翌日早速、不動産屋の友人に電話をしてみた。
『良い店は見付かったのよ・・・。家賃、作り共にまさに理想的な・・・・・・』
「んで、案内してくれた人、良い感じの人だった?」
『ううん、それがちょっと引っかかったので電話したんだけどさぁ・・・・・・』
「なんていう人?」
『○△×□・・・』
「ああ、業界では要注意物人間だ・・・」
『やっぱりねぇ・・・』
他に思い当たる人間が居たので、その人にも聞いてみた。 そうしたらその人も「あの人物の持ってきた話には、絶対に乗らないほうが良い」と言っていた。
私は法務局まで行って、ビルの持ち主まで調べてきた。しかし、住所は一緒の筈なのに、隣の家の持ち主の名前が出てきてしまった。 同じ住所で棟割なのだろうか・・・・・・(?)
どちらにしても、あれほど家賃、場所、作り、その他で気に入った店なのに、残念だ・・・。 きっと、ぐうたら神が私をテストしたのだろう・・・・・・。(苦笑)
と言う訳で、私は自分の直感と言うものが、最近少しずつ研ぎ澄まされている事に感謝した。 この洞察力は、長年の苦難人生によって徐々に培われてきたもので、そういう意味でも苦難は悪い事ばかりではなく、少しは人を利口にしてくれるものなのだ。 そう言えば、去年から今年に掛けての一連の心労で、頭の四分の一程が一瞬にして白髪になってしまった・・・・・・。 【トシシュン】と言う中国の童話(民話?)を思い出すが、人間、本当に体中が絞られるような苦しみを味わうと、一日で白髪になってしまう事も有り得るのだろうなぁ・・・とつくづく感じた・・・・・・。
「家賃も、もう少し下げるように交渉してみますよ。交渉が出来次第直ぐにお電話します」 ○△×□さんはそう言っていたが、あれからプツリと電話が来ない。 きっと、私が余りにも用意周到なので、舐められない相手と感じたのかも知れない。
私も命がけで店を始める以上、トラブルが起きる可能性があるような店は絶対に避けたい。 なので、慎重には慎重を重ねて焦らず良い店を探したい。
母の代からずっと取引をしていた酒屋さんの奥さんにも相談に行ったところ、喜んで私の店探しのお手伝いをしてくれている。 このご夫婦は大変面倒見が良く、昔、私の店の一寸した改装費用の保証人にまでなってくれた人情夫婦だ。 不況が続いた頃、いつも現金取引だった酒代を半年ほど貯めてしまった事があるが、苦しみながらも返し切った事や、保証人としても迷惑を掛けなかった事などで、とても私を買ってくれている。 なので、私が再び店を持つ事になった事で、大賛成して一生懸命探してくれている。 そのご夫婦の息が掛かった店ならば安心できる。 「いつでも力になるからね」と言ってくれ、今日も何件かの店を紹介してくれ、これからその中の一軒を見に行くところだ。
今日見に行く店は、私の母が経営していた初代EPOCHの並びだ。 松本に来て離婚と言う最初の苦難に出遭い、生活の建て直しに役立ってくれた原点の場所だ。 もしかしたら、母がそこに呼び寄せるのかなぁ・・・・・・。
良い店だといいなぁ・・・・・・。 大家さんと電話で話したが、声を聞いた限りでは、とても腰が低く声の響きも温かく、良い感じの人だった・・・・・・。
どちらにしても、ゆっくり探せば良い店はきっと見付かる。 きっと直感で、【この店なら良い・・・】と感じられる事だろう・・・。 天の声が沢山聞こえたら、その店を選ぼう。
2005年02月05日(土)
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