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■ 【料理エッセイ】 モツ煮
先ずは、昨日の日記だが、時間に追われ慌てて書いたものだから、今朝読み返して見て余りにも雑で手を居れずに入られなくなり、今、書き直しましたので、もう一度読んでくださると幸いだ。 昨日よりも内容が、多少は濃くなっていると思われる。
サテサテ・・・。 この季節になると俄然日本酒が旨くなる。 フゥーリィーは痛風持ちなので、大好きにも拘らず、あまり作ってあげないのだが、日本酒のお供と言えばモツ煮である。 何と庶民的・かつ、ノスタルジックで叙情豊かな食べ物だろうか・・・・・・。 しかも、安いし旨いし栄養価も高い。 幼き頃、亡き父に良く連れられて行った赤提灯の【つばめ】で食べさせてもらったモツ煮の味を今でもはっきり覚えている。 トロリとジューシーで柔らかく、味噌の味がまろやかに沁み込んだあのモツ煮・・・・・・。ううぅ!・・・溜まらない・・・・・・。
自慢じゃないが、私は味に関する記憶の貯蔵庫だけは、人数倍健在らしく、どこかで旨いものを食べさせてもらうと、その味をしっかりと記憶し、私の頭脳(コンピューター)がレシピを勝手にはじき出し、家でほぼその味を再現する事が出来るのだ。大体何を食べても、よほどのひねくれた専門店でない以外は、入っている味付けのレシピは解るものだ。
処で、モツ煮は、どこの家庭でも大体は作るだろう・・・。 でも、カレーや他の煮物と同じで、其々の家庭で全然違った味になるのも又、モツ煮である。 甘ったるいモツ煮こそは頂けないが、砂糖を入れるところもあるようだ。(アタシャ絶対に嫌だけど・・・) そこで今日は我が家のモツ煮の作り方を紹介する。 我が家、ごぼうだの人参だの大根は入れない。モツの旨味だけを味わうため、邪魔をしないこんにゃくだけを入れる。 極々、甘味を抑えたオーソドックスな作り方だが・・・・・・。
【材料】
豚の白モツ 500g 黒こんにゃく 1〜2枚 生姜 50g
酒 半カップ 味噌 適当 醤油 少々 みりん 少々 旨味調味料 少々
【作り方】
☆ 生姜は細い千切りにしておく。 ☆ こんにゃくは縦に3等分し、5ミリほどの厚さの四角切りにする。 ☆ 白モツはサッと湯で洗い、こんにゃくと一緒にたっぷりのお湯に入れて茹で、一・二度茹でこぼす。 ☆ ひたひたのお湯にこんにゃくとモツ、酒と生姜の千切りを入れ、柔らかくなるまで弱火で1時間ほど煮込む。 ☆ 弾力がありながらもモツがトロリ柔らかぁ〜くなったら、みりん少々と味噌を入れ、醤油少々を加え、味を見る。(味噌汁くらい・・・かな?) ウチの場合、みりんは味を柔らかくする程度で、甘味を出すためではないのだが、甘味があるのが良い人は少し多めに入れると良い。 後は、それをコトコトコトコト弱火で再び、小1時間ほど煮込むだけ。 煮汁が減り、少し味噌にトロミが付き、モツと味噌がなじんだら旨味調味料を少々加え、もう出来上がり。 好みで玉ねぎやら他の野菜を入れても良いが、ウチのはこんにゃくのみ。たまぁ〜にニンニクの皮を剥き、切らずに丸ごとのまま、10粒ほど加えることもある。 旨味も増すし、このニンニクが後で食べるとホクホクで旨い事旨い事・・・・・・。 後は、タァ〜ップリの刻みネギか白髪ネギをぶち込んで、七味を振り、熱々を頂こう。
★ モツ煮が残り少なくなったら、豆腐と斜め切りのネギをタップリと入れ、モツ鍋にしても旨いぞよ。
これぞ日本の味♪
2004年09月02日(木)
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