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■ (日記)昨日は良く笑い、良く泣いた一日だった。
昨日は朝早くから起き、家を徹底的に掃除し直し、二人で息子と息子の彼女を迎えるべく、準備をしながらソワソワ・イソイソと待っていた。
約束通り、お昼を少し過ぎた頃、息子が彼女を連れて我が家にやって来た。
彼女は写真通り、明るく美人で、とてもハキハキした女性だった。 皆でワインで乾杯し、数品の手料理としゃぶしゃぶのパーティーが始まった。
私もフゥーリィーも彼女を緊張させないようにと、それはそれは、一生懸命になって笑わせたり、オチャラケてみたり・・・・・・(笑) 「無礼講で行きましょう」と彼女の気持ちを和らげるため、友達感覚で彼女を迎えることにした。
お酒も結構イケルし、タバコも少しは吸うんだよ。と、息子から聞いていたので(息子は私の子供の割には酒も弱いし、タバコは吸わないのだが・・・)「遠慮なんかしなくて良いからね〜。飲んで飲んで〜。タバコも吸って全然構わないからね〜」と進めてあげる。 そんな私達を、「フレンドリーで、気さくなご両親で良かった〜。とても楽しい方たちですね」と、彼女は言ってくれた。
息子が自分の恋人を我が家に連れて来たのは、実はこれが2度目である。 1度目は2年前。 その日も、息子の大好物のしゃぶしゃぶをしたのだった。 その時の彼女は、正直言って【これは続かないだろうし、あまり続いて欲しくないなぁ・・・・・・】と思ってしまったのだ。 フゥーリィーとて、そう感じたらしい。 18歳と言う年には限らぬ、あまりに幼過ぎるその子に対し、心の中で私達は不安と不満を抱いていた。 挨拶すら満足に出来ず、何も喋らない。 私達の問い掛けにもただ曖昧に頷くだけで、ノレンに腕押し・・・・・・。 ただただ息子の顔を見ながらニヤニヤしているだけ・・・・・・。 その割には、良く食べ(笑)食べた後も、ただただ息子の顔を見ながらニヤニヤ・・・・・・。 「お手伝いしましょうか?」でもなければ、「何かする事有りますか?」でもない。息子の方が「何か手伝おうか?」と気にしていたくらいである。(笑) 息子たちが帰った後【あの子の何処を好きになったのか、全然解らん・・・!】と、二人で首を傾げてしまった。
案の定、息子はその子とは、それから数ヶ月で別れたらしい。(笑)
今度の彼女は息子より9つも年上と言う事もあり、中々の美人でサッパリとした、しっかり物である。 それに良く気が付くし、幾度となく席を立っては「何かする事ありませんか?」と気遣ってくれる。 『ありがとう〜。でも狭いキッチンだから、かえって邪魔〜♪』などと、私がジョーク交じりに遠慮すると、彼女は気さくにケラケラ笑っていた。 フゥーリィーのしょうもないボケや突込みにも、色好く反応してくれww、彼女も中々のセンスで返して来る。
若い女性が一人混ざる事で、こんなにも我が家が賑やかで、楽しい雰囲気になれ、フゥーリィーもご満悦で鼻の下を伸ばしていた。(笑) 一気に私達は打ち解けてしまった。
息子の彼女は、少々飲める位の女の子の方が良い・・・。と、兼ねがね思っていたし、今時の子ほどのチンプンカンプンな所も無く、三十路間近という事で結構話題も合う。 彼女とならホンネで仲良くなれそうだ・・・・・・。 それに彼女は息子よりも数段大人である。 そのくらいの子の方が、私もフゥーリィーも安心できる。 甘えん坊の息子には姉さん女房の方が似合っている。
本来ならば昨日から展示場での仕事を再開する予定だったのだが、膝の痛みもいまだ治まらず、原因をきちんと検査するまでは展示場の仕事は無理しない方が無難と言う事になり、今月だけは調子の良い時だけ訪問販売で売上を少しでも伸ばす・・・と言う方針に変えて貰ったのだ。 なので、昨日は夫も最後の休日だし、折角彼女を連れて遊びに来てくれた息子たちの為に、もう一日だけ空ける事にしたのだ。
息子と彼女と息子のアルバムを見ながらの話になった時、私は思わず涙が溢れて仕方なかった。 フゥーリィーもシンミリと泣いていた。 色々と親子の葛藤が有った私達が、今こうして仲良く、楽しい食卓を囲んでいる。 それこそが私の長年の夢だった・・・・・・。
フゥーリィーと息子が仲良く酒を酌み交わし、私はそれを見て幸せな気分になる。 正にこんな日が来る事こそが・・・・・・、私の一番の夢だったのだ。
この2年間の息子との隔たりが、真の意味で埋められた事が嬉しくて嬉しくて泣けたのだ・・・・・・。
そして少しだけカラオケBOXに行き、皆で仲良くカラオケを楽しんだ。 息子は歌がとても上手くなっていて、其処でも、涙涙の私とフゥーリィーだった。 曲と言う物は、その時々の記憶を蘇らせてくれる。 息子とフゥーリィーとの私を取り合う喧嘩や、夫と息子の間で思い悩んでいた日々などが、どっと溢れて来て、歌ったり、泣いたり、笑ったりで忙しかった。(爆) フゥーリィーと息子も、ようやく真から解り合え、昨日は本当の父親らしくww、又、本当の息子らしかったww。
最後にもう一度家に戻り、私が作ったお雑煮で締めくくり、彼女はこのお雑煮を作れるようになりたいと、プリントアウトした27日の【我が家自慢のお雑煮】日記を、嬉しそうに持って帰った。
まだまだ若い息子達。 この先何が訪れるかは誰にも解らない。 息子と彼女は果たして、本当に結婚まで漕ぎ着けられるのだろうか・・・・・・。 先の事を今から心配して見ても仕方が無い。 でも、これでやっと一安心だ。
私達に出来る事は、息子を彼女の手に委ね、たまにこう言う交流を図りながら、少し遠くからハラハラドキドキしながら、見守ってやれば、それでいいのだ。 時に手を差し伸べ、時に人生の先輩としてのアドバイスを与えながら、お手本になれるような夫婦で居られるように、こっちはこっちで頑張っていさえすれば、それでいいのだ。
息子よガンバレ!! ステキな彼女が出来て、本当に良かったね〜♪ 後はそれを逃さないように、心して生きるんだぞ!!
私は、心から嬉しいよ・・・・・・。
今日のみそひともじ
良かったね〜♪ ステキな恋人出現に 母さん父さん 胸撫で下ろす
2004年01月05日(月)
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