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■ (日記)夫婦の理想
昨日、フゥーリィーが、私の顔をまじまじと見て言った。
「マキュキュ・・・、俺、口癌【クチ癌】(そんな名前の癌あるンかい?ww)かもしれない・・・・・・。俺ももう終えたわ・・・。先に死んじゃったらごめんね・・・・・・」
何でも、唇と歯茎の処に、ポツリと硬い出来物ができたらしい。
『飲みすぎ食べすぎによる単なる口内炎だわよ・・・』
「いや・・・、これは癌だ。俺、解るもの・・・・・・」
どうも夫は被害妄想癖でww、あんな面構えで有りながら、悲劇のヒーロー思考である。(爆) 何でも直ぐに癌にしたがる。 先日何ざぁ、単なる便秘を、直腸癌だ直腸癌だとしきりに騒いでいた。
『それよりさぁ・・・、私の膝、一向に痛みが治まらないし、私こそ癌の再発かも・・・・・。だんだん曲げ伸ばしが困難になって行くの。他にも気になる所が無くも無いから、今年こそ2年半ぶりに全ての検査をしてもらう事にするわ・・・、』
似たもの夫婦とはこう言う事で・・・、私も悲劇のヒロイン思考。(爆)
「うん! 今年こそ絶対に診てもらえよ」
『うんうん! お金が残っている内に一度、念のために予約を入れて診てもらう事にするわ』
それから、お互いに、やれ、どっちが先に逝くだの、逝った後には再婚しても良いよ・・・だの、少ししんみりと、少しおちゃらけての談義となった。(笑)
二人の理想としては、同じ時期に同じ病気になって、同じ瞬間に昇天したいよね・・・・・・。という事で話は纏まったのだが、ハテ・・・? いくら私達が一卵性夫婦だとしても、果たしてそんなに上手く行く物だろうか・・・・・・?
どちらにしても、相手よりも先に逝きたいのはお互いの気持ちだと言う事が解った。 お互いにお互いが居なくなっての生活が考え難い事も。
でも、案外、息子と二人で保険金を分け合って、ほくそえみながら暮らして行くんじゃなかろうか・・・・・・? 等とも思っている。(笑) 相手もそう思ったらしい。(爆) しばし、此処から小競り合いとなる。(爆)
んで、あれこれ話し合った結果は、やはり、お互いがお互いの身に何か有ったら、その時は自害してでも一緒に逝こう・・・と言う結論に達した。 【ホンマカイナ・・・・・・? お互いよ・・・・・・】(*≧m≦*)ププッ!
皆様、証人になってね? (爆)
ともかく、正月早々、こんな話題になると言う事は、人生80年と例え、私達夫婦も人生の折り返し地点を過ぎ、病や死を身近に感じる年代になったと言う動かしがたい証拠であって・・・・・・。 いやはや、気は若くとも、年には勝てないと言う、不安多き年代になってまいりました。
今日のみそひともじ
出来るなら 手に手を取って 昇りたい 黄泉の国へと 続く階段
2004年01月03日(土)
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