マキュキュのからくり日記
マキュキュ


 (日記)又長い寄り道をしてしまった。


今日、やり始めようとしていた仕事から、突然下りてしまった。
長い間悩み抜いた末の決断である。

そもそも、その仕事に最初に誘われたのは、今から5年も前のことである。
癌にもなる前だ。
ある美容法のお試しだった。
確かに私自身は良いものだとは思った。しかし余りに高額でも有った。
ネットワークビジネスの形態に極度な嫌悪感を持っている私は、ずっと彼女の誘いを断って来たのだ。
しかし何度も断ったにも関わらず、その先からの5年間、彼女からは数十回もの電話を頂いた。
彼女は真面目で優しい人間である。誠実で賢い人間でも有る。
私の経済状態がいかに厳しい物かも知りえている人間だ。
私に買えない事が解っていながらも、尚も進め続けてくれるのである。
あくまでも、彼女が私を早くこの状態から救い出してあげたいと思って誘い続けてくれた事は彼女の善意である。(そう信じたい)
余りの彼女の熱心さと、もしかしたら本当にクリアーなチャンスを与えようとしてくれているのかも知れない・・・という思いから、此処まで拒絶するには自分自身で試してみなければ彼女にも申し訳ないと思い、参加してみたのだ。
ネットワークビジネスの中にも健全な物もある筈では・・・? と、彼女の言う通り心を真っ白にして望んでみた。

しかし、介入すれば介入するほど、信じていいのだという気持ちと、心の何処かで(?)と言う拒絶する気持ちが常に私の中で交差していた。
そんな或る日、私のネット仲間の友人が忠告をくれたのだ。
その時点では、私にはクリアーな仕事だと思っていた面が大きかったので、やり抜くつもりで居たのだ。
しかし、心の何処かで【待った!】を掛ける自分がいた事も事実である。
それから私の猛烈なリサーチが始まったのだ。

物の良し悪し、必要性、価値観の判断力の違いは誰もが持っているものでもあるし、個々に違うもので有る。
もしかしたら、本当に初めはクリアーな会社のはずだったのかもしれない。
ただ、いくら良い商品を扱ってて、誠実な会社でも、それを取り扱う人間の体質で、いくらでも悪くもなりうるのだと思う。
アフターフォローを怠ったり、売りだけに走ってしつこく勧誘したり・・・。

会社の思惑に外れ、いい加減に、自分の利益だけに走り、仕事をこなしていく人が出てくるのも、又、世の常なのかも知れない。
私の先輩達が良い人間だけのラインであるが為、私は散々思い悩んだのだが、やはり、どう考えても粘り強さと執念深さに欠ける私には、ビジネスチャンスが廻ってくるとは思えなかった・・・・。(笑)
大きな夢を追うよりも、物を楽しみながら書いている貧乏暮らしの私の方が、性に合っているようにも思えてならない。(笑)
ただ、切羽詰った生活を、何とか切り抜けたいと思った事も事実である。

でも、私にも物書きになるという、儚過ぎるが、れっきとした夢が有るではないか。
それに向かって、又一歩から踏み出したい。

私もこの1ヶ月、心の葛藤、並びに苦しい思いも随分して来た。その事が原因で、フゥーリィーとも何度か言い合いをした。
「こんな事してて良いのだろうか・・・・・・。これで頑張る事が果たして本当に良い事なのだろうか・・・・・」そんな暗澹たる気持ちが長く続いた。

そんな思いを、唯一の財産である友人にはさせたくなかったのが、私の本当の辞めた理由でもある。
幸か不幸か、2〜3人の友人に、無料でお試しをさせただけで、購入者も一人も居なかったので、辞めるには今しかないと思ったのである。

やっぱり私は大好きな日記を書き続けていたかった。
書いていないと病気になりそうだった。(爆)(その割に上達はしないが・・・)
下手くそでも何でも、他の事に気を取られながらの上の空ではなく、書く事だけに没頭して書きたかった。

私は未購入のまま仕事として捕らえていたので、借金が増えてしまうような事は無かったが、仕事的には確かに、大きな寄り道だったのかも知れない・・・・・・。
又仕事探しに精を出さなければ・・・・・・。

ただ、この1ヶ月間が無駄だったとは、決して思わない。
その寄り道のお陰で、私は友達の尊さも改めて思い知ったし、仕事を選ぶ面での勉強も、今更ながら沢山出来た。

仕事を通じて知り合った人の中にも、沢山素晴らしい人と巡り会えたし、沢山の為になることも学んだ。
なので、誘ってくれた友人にも、色々な指導をしてくれた所長さんにも、心から感謝をしつつ、又、お二人の成功を本当に願っている。


何だか今、久々に故郷に戻ったような、そんな愛しい気持ちでパソコンを叩いている。
やっぱ、アタシはこれでなきゃ〜♪


2003年06月26日(木)

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