マキュキュのからくり日記
マキュキュ


 ミュウー 〔最終章〕 (4)最終回


(4)


あれからもう、二ヶ月が過ぎるというのに、
ミュウーよ、おまえは今ごろ一体、どこで、何をしてるっていうんだよ・・・・・・

のんきに散歩なんかしている場合じゃないんだよ、ミュウー・・・・・・

 ヨッチと二人で、おまえを助けたあの日と、ちょうど同じ時期に、お母さんは、とっても可愛い男の子を産んだんだ

 おまえにも、早く僕の弟をじまん自慢したいんだから・・・・・・

 ミュウー、帰ってきてよ
 ミュウーに逢いたいよ
 さみしいよ・・・、さみしくてたまらないよ・・・・・・


 お父さんが、ミュウーはきっと、赤ちゃんの身代わりになってくれたんだよ・・・って言ってた

 自分の命を救ってくれた僕たちへの、最後の恩返しをし終えて、ミュウーは安心して、自分の世界にかえ還って行ったんだって・・・・・・

 でもね、ミュウー
 僕たちは、たくさんの幸せをもらいすぎちゃったんだよ
 今度は僕たちが、おまえに恩返しをしなくっちゃいけないじゃないか・・・・・・

 それに、まだ、おまえの役目は終わっちゃいないよ
 僕たちのそばにいる事が、おまえの本当の役目なんだぞ・・・・・・
 
だから・・・、だからミュウー
早く帰っておいでよ・・・・・・

僕は、必ずおまえが帰ってくるって、そう信じてるよ?
また、何時かみたいに、ひょっこり帰ってくるって・・・・・・
何時までも、何時までも、おまえを待っているからね?
きっと、帰って来るんだぞ

ねっ? ミュウーよ・・・・・・


            【終わり】


※ 長い作品でしたが、最後まで読んでいただいて、本当にありがとうございました。
今回の作品は、実話と架空の話を織り交ぜた、私の親愛なる愛猫の『ミュウー』に捧げたかった作品です。
『我が家の台風娘』『したたかな天使たち』と、ダブってる部分もありますが、それは、どうかお許しくださいね〜。(*^_^*)
なんせ、乏しい感性ゆへ・・・・・・


 本当は、動物モノの、児童小説を募集する公募に、応募してみようとして書き始めたものなのですが、書いているうちに、締め切りは過ぎてしまうわ、ページ数は大幅に越えてしまうわで、結局自滅した作品です。( ・( ;( ;_;)(>0<)ワーン

でも、何時か手直しをして、応募まで漕ぎ着けられるよう、頑張るつもりです。

尚、うちのミュウーは、とても元気に、今も私のすぐ脇で眠っております。ハイ

あぁ〜。明日から、何を書こう・・・・・・ヾ( ´Ω`)ノ フッ
  


 




2002年06月16日(日)

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