マキュキュのからくり日記
マキュキュ


 【童話】パパの浮気!?(前篇) 


 皆様 こんばんわ 今日は抜き差しならない理由で、書き込みが遅くなってしまいました。

歯医者の帰りに、チト、パチンコ屋に寄ったら、 な、な、なんと たったの1000円が 5万円
になったのです。
これで当分は、食い繋げる〜〜〜。


サテ・・・今日の童話は、少し長いので、前半・後半に、分けて掲載します。
ご意見くださいね〜〜。


             『パパの浮気!?』 (前半)
 
 「もう、パパなんてだいっきらい! テツロウをつれて実家にかえるわ!」
二階にある、子供部屋にまで、ママのキンキン声がきこえてくる。
ボクは、今、夢中になっている、ボクシング物のマンガから目をはなすと、思わず、いつものようにきき耳を立てた。

「ママのわからずや! もうかってにすればいいさ。だけどテツロウは、ぜったいにつれて行かせないぞ!」

(また、やってる・・・・・)

ボクは、おもわずためいきをついた。
ここ4、5日の間、パパとママはケンカばかりしている。
じつは、ボク、何でママがおこっているのか、いつもぬすみ聞きをしてるから、なんとなく知ってるんだ。

どうやら最近、パパのケイタイに、ママの知らない女の人の名前が出ていて、パパがしよっちゅう、その人と、ママにナイショで、コソコソと、話をしているらしい。
ママがそばに行くと、パパは、あわてて、電話を切るんだって・・・・・・。

ママは、パパがウワキをしてるって、思いこんでるみたいだけど、本当かな・・・・・・?

そんなことをかんがえていると、とうとうママに大声でよばれてしまった。
しかも、メチャきげんの悪い声で・・・・・・。
ボクは、シブシブとマンがをおいて、ママたちのところに、行った。

リビングルームに入ると、パパもママも、テーブルの、とてもはなれた位置に、そっぽを向いてすわっている。
「な・・・、なぁーにぃ?」
ボクは少し、オドオドしながら、二人のまん中にすわった。

『テツロウ・・・・・・』
と、二人で同時に言いかけて、また二人とも、プイッと横を向いて、だまりこんでいる。

(ニガテだなぁ〜、こういう空気・・・・・・)

 リビングルームは、シーンとしずまりかえっていて、時計の音だけが、チッチッチッ・・・・・・と、むなしくなっている。
ボクは上目づかいいにチラリと、時計をぬすみ見た。
(ア〜ァ・・・もうすぐ7時半だっていうのに、この分じゃ当分の間、夕ごはんはムリそうだなぁ・・・・・・) 
        
 ボクは、この場のふんいきをかえるため、何かを言わなければ・・・・・・と、思うのだけれど、オッチョコチョイのせいか、いつもつい、言わなくても良い事まで言ってしまうクセがあるみたい・・・・・・。

「デヘヘへ・・・・・・、ボクね、き・・・、今日ね、算数のテストかえしてもらったんだけど、めずらしく35点もとれてたんだよ?」
パパとママが(ナニッ!?)と、言う目で、いっせいにボクをにらみつける。
(ヤバッ!)ボクはあわててつけたした。

「だ、だって、この前は22点しか・・・・・・」
と、ママの声がそれをさえぎって、
「おだまりなさい! 良くはずかしくもなく35点だなんて言えるわね。4年生にもなってちっとも勉強もしないで、マンガばっかり読んでるせいよ? いったいぜんたい、だれに似て、あなたはこんなにおバカなんでしょうね?」
と、ママが、パパを横目で見ながら、チョコチョコッと、ジャブを出しはじめる。
と、すかさずパパが、
「ママに似たに、決まってるじゃないか! なぁ? テツロウ」
と、フックこうげきに出た。

(「なあ? テツロウ」と言われても、この場合、ママが、おバカと言うことを、みとめる事になるわけだから、返事のしようがないわけで・・・・・・)

するとママは、パパの言葉を、かんぜんにムシして、
「ママね、この家を出て、しばらく、いなかのおばあちゃんの所に行こうと思うんだけれど、もちろんテツロウも、いっしょに来るわよね?」
と、いきなりパパにストレートをあびせた。

それを聞くなり、パパが目をひんむいた。

「ダ、ダメだ! ぜ、絶対にゆるさないぞ、が、学校はどうするんだよ、学校は・・・・・・。ま、まさか、おれ達のケンカが終わるまで、休ませるつもりじゃないだろうね?」
パパはママの『出ていく』という言葉に、少しタジタジになりながらも、まだ強気なたいどでアッパーこうげきに出ようと、
「出て行くんなら、ママ一人で出て行けばいいじゃ・・・・・・」
と、言いかけた時、ママが鼻でせせら笑いながら、きり返す。

「明日の土曜日から、夏休みに入ると言う事も知らないの? フン! それでよく父親がつとまるものね! もし、なんだったら、このきかいに転校させても良いのよ?」

 ママのワンツーパンチに、パパがスットンキョウな声をあげる。

「な、なにぃ・・・・・・? マ、ママ・・・・・・、な、何をごかいしてるのか知らないけど、た、たのむから、少しだけ、落ち着いてくれよ・・・・・・」
パパが、ママにかけより、クリンチでにげようとしたその時・・・・・・。
「パパ! 私たち、わかれましょう!」
♪カーン! 

パパ、ノックアウト・・・・・・!

                  (後半へ続く)

サテ・・・困った事になったようですが、哲朗の運命はいかに・・・・・・。



          BY マキュキュ


2002年04月10日(水)

My追加
☆優しいあなたは両方 クリック してくれると思うな〜☆ 人気投票ランキング
初日 最新 目次 MAIL