濃紺。
タイトルの色は、今の私の心の色。
両親が久しぶりに大ゲンカをした。 それに巻き込まれた私は誰かに助けて欲しくて、 思い付くがままにショウくんに電話をした。 でも、その時間はすでに午後10時。 毎日朝早いショウくんは起きてるはずもなく、 私は短いメールを送ってその日を終えた。
翌日の午後8時、 心配してくれたのか電話があった。 私は事の一部始終を話し泣いてしまった。 私を慰める様に話を聞いてくれて、 彼の家庭の複雑なところまで話してくれた。 それだけで嬉しかった。
「あ〜ゴメン。これから人に電話しなきゃいけないんだ。」
「そうなんだ…。」
彼が「人」って言った時点で、 その「人」が誰だかピンときた。 私から彼を奪ったオンナ。 今、彼の彼女のオンナ。
キャリアウーマンらしく出張が多くて、 それだけになかなか会う事も出来ないらしい。
「デート?」
そうでない事を願って軽く聞いてみた。
「おぉ。久しぶりに帰ってきてるらしいから…。」
聞くんじゃなかった。 自分から辛い道を選んでしまった。 そこまでバカ正直にならなくていいのに… 肝心な時にウソがつけない男。 私の胸を、様々な想いが締め付けた。
私との電話を切ったら、 嬉しそうにそのオンナに電話して、 都合があえば出かけて会って、 そしてそのオンナを抱くんだろうな… 私を抱いたその手で、その身体で、 私を抱いたのと同じ様に、 その「彼女」を抱くんだろうな…
そんな想いばかりが頭を交錯して、 もう一人ではいたくなくなってしまった。
ちょうど男友達から誘いのメールがあった。 どうせ彼もオンナと会ってやってるに決まってる。 私が他の男と会ってやっても問題はないはず。 どうせヤキモチも妬いてはくれないんだから…。 ↑エンピツ投票ボタンです
でも誘いに乗ってしまった。 最後まではしてないけど、 男友達に愛撫されてしまった。
明日の夜、ショウくんと遊ぶ約束。 ちょっと行きたくないのが本音。 でも会わないと淋しいのも本音。
2003年12月04日(木)
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