b*berry / hiro
出会って(2004年3月15日)から今日で日目
結婚して(2004年9月13日)から今日で日目
みぃの誕生(2005年10月17日)から今日で日目
さっちの誕生(2006年7月24日)から今日で日目
Looc back again... #3

(前回までのあらすじ)
3月末、他県に転勤することになった
家庭教師の先生の送別会を行うことになった。
先生と奥さん&息子さん、私と両親、父の友人が揃った。
そこには私の元カレ:Yさんもいた。
だいぶ遊んでからお開きにしようという事にになって…。

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「なぁ、ラーメンでも食いにいかん?」

突然のお誘いに一瞬戸惑った私。 ←バカ
それを見のがさなかったYさん。 ←流石

「あ〜…、でも明日もバイトあるよな。」
「えっ…、うん…。」
「どうする?行くなら帰りは家まで送るよ。」
「えっと…、車はバイト先の駐車場にある…。」
「じゃあそこまで送っていけばいい?帰り道だし。」
「うん。」 ←焦
「じゃあ、行く?」
「おごってくれる?」
「当たり前やん。」 ←笑
「じゃあ、行く。」 ←笑

この会話が終わる頃には気まずさも消えて、
以前と同じ二人に戻ってた。 ←謎

「じゃあ、オレらメシくって帰ります。」
律儀な彼は、ちゃんとうちの両親に伝えてた。
ホントは私が言うべきだったんだろうけど、
さすがにそこは大人だなぁと思ってしまった。

商店街を二人で並んで歩いた。
ニュージーでの生活のコト、新しい彼の仕事のコト。
前を歩いていた女の人が実はオカマさんだったコト。 ←笑
いろんなコトを話しながら歩いた。

しばらく歩いていると彼との距離が縮まっていた。
歩いている時の二人の体の距離もだけど、
離れていた分広がっていたココロの距離も縮まった気がした。
いつのまにか手をつないでい歩いてた。

彼が飲んだ帰りには大抵寄るラーメン屋さんに入った。
付き合っていた頃はまだ私は高校生だったから
夜中まで一緒に街の中でウロウロする事がなかった。
初めて行きつけの場所に連れてきてもらって、
また彼との距離が近付いた気がした。

お店の大将に
「いらっしゃい。今日は彼女連れか?」
って言われて、二人で苦笑いをした。
二人ともチャーハンを頼んだ。
出来るまでの間、お水を飲みながら話した。

ラーメン屋さんのチャーハンって、
なんであんなにおいしいんだろう???


たわいもない話ばかりだったけど、
会えなかった2年間にはたくさんの事が起きてて、
なかなか話は尽きなかった。

2時頃ラーメン屋さんを出て、
彼の車が止めてあるコインパーキングに行った。
彼が車を新しくしたのは知ってたけど、
助手席に載せてもらうのは変わってから初めてだった。

「前の車の方が好きだったんだけどな〜。」 ←悲
「しゃーないやん、兄貴が事故ったんやから。」

正直、まだ別れたくなかった。
もっと話をしていたかった。
バイト先に近付くのがイヤだった。
信号が青なのが憎らしかった。

夜中3時閉店のバイト先に着いた。
2時半だったからまだ営業中だった。
彼は私の車の前に自分の車を止めて、
買ったばかりの私の車をしげしげと眺めていた。

「いいなぁ、新車だろ?」
「うん、帰ってきた時にはもう親が買ってた。」
「へぇ〜。じゃあ、気をつけてな。」
「・・・・・。」 ←沈黙

私が高校生だった3年間に付き合っていた彼だから、
私がこの時に何を考えているかすぐに分かったらしい。

「オレもかまってやりたいけど、明日も仕事だし…。」
「・・・・・。」 ←淋

抱き締めてほしかった。
私がニュージーに旅立つ前日、彼は抱き締めてくれた。
行きたくないと泣いて彼を困らせたけど、
泣き止むまでずっと抱き締めててくれた。

もう一度そうしてくれる事を期待してた。

でも困らせてばかりいてもキラわれるだけ。
そう思った私は、素直に帰る事にした。
「じゃあね。」
って笑ってもう一度彼の顔を見た時、
彼の少し色白で細いキレイな顔が目の前にあった。

「!!!???」

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この日を境に引き返せなくなってしまった。


2002年11月17日(日)

カコ / ミライ / ハヂメ / オニュゥ / モクジ

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