Look back again... #2
(前回のあらすじ) 3月末、他県に転勤することになった 家庭教師の先生の送別会を行うことになった。 先生と奥さん&息子さん、私と両親、父の友人が揃った。 そこで父がYさん(私の元カレ)の事を私に尋ねてきた。 私は彼に電話をするために携帯を取り出した。
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私はバッグから携帯を取り出すと、 着信履歴からYさんの名前を表示した。 そして受話器のボタンを押してYさんにコールした。
RRRR... RRRR... RRRR... RRRR... ↑もう心臓はバクバク状態、酔いもサメサメ。 手には緊張のせいでイヤな汗をかいてた。 ←笑
「はい…。」 「あっ…、あたし…。」 「おぉ!もうみんな揃ってんの?」 「うん、あとは自分だけだよ。」 「わかった。今から行く。」 「どれぐらいかかる?」 「う〜ん…、ヤ○ハの近くやろ?」 「うん、すぐ横の通り入ったとこ。」 「30分ぐらいかな。」 「わかった、じゃあ気をつけてきてね。」 「うん、じゃあね。」
ピッ☆ ←切
『・・・はぁ。』 ←緊張が解けた
そこで改めて父が訊ねてきた。
「Yくんは?」 「あと30分ぐらいで来るって。」
そんなに気になるんだったら 自分で電話すりゃいいのに。。。 ←心中
それからさめた酔いを取り戻すかの如く、 彼が来るまでのほんの30分ぐらいの間に チューハイをジョッキに3杯飲んだけど。 ←鬼
一番入り口の近くにいた私は、 ふすまのすぐ横にあった柱にもたれてた。 すると突然、右肩にするっと何かがこすれる感触と、 部屋の中にほのかな香水の匂いが入ってきた。
「おっす、こんなとこいたら蹴っちゃうよ。」 「・・・。」 ←驚
2年ぶりだった。 変わってなかった。 そりゃ、年はとってたけど。 ←笑
彼は奥の方に入って座った。 私とは反対側だったから話は出来なかった。 父や先生達と楽しそうに話してた。 私は相変わらずかくれんぼしてた。 ←ガキ
11時頃になって、奥さんとTくんは帰った。 それからKさんの行きつけのバーに行って、 1時間ぐらいそこで飲んでいた。 10人も入ればいっぱいになるようなそのバーは、 お兄さんがカッコ良くて気に入った。 ←面食
ここでもYさんと話は出来なかった。 カウンターバーだったから席に並んで座ってしまうと 反対側の人とはまったく話なんて出来ない。 私とYさんは両端だった。 ←苦
12時ぐらいになってその店を出て、 またまたKさん行きつけのスナックに行った。 今度は隣に座った。
「せっかく会ったのに話してないから。」
まさか彼がそんなことを言うなんて…。 ←汗
しかし!そんな彼も飲酒には厳しかった。 私がトイレに立っている間に、 私が飲んでいた水割りをウーロン茶に変えていた…。 確かにその夜、私はほんの3時間ぐらいの間に
チューハイ(中ジョッキ)5杯 生ビール(中ジョッキ)3杯 冷酒(グラス)1杯 ブランデーのコーラ割り2杯
を飲んでいた…。 ←酒乱
1時間程飲んだりカラオケをしてからスナックを出た。 母はかなり前から眠かったらしく帰ると言った。 なので父も帰ることになった。 だからみんなそこでお開きにすることにした。 先生は病院(良い忘れてたけど先生は小児科医)に帰るといい、 Uさんも家に帰るけど先生と方向が同じなので一緒に帰った。
私も始めは両親と帰るつもりだった。 Yさんと話をしたいって言う気持ちもあったけど、 やっぱり帰るのが無難だろうと思った。
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もうこの時点で運命は決まってたのかもしれない。
2002年11月16日(土)
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