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人物紹介

「翼」−私。苦手なモノ → 恋愛

「T君」−友達のダンナの親友。
1歳年上。
私の事が好き?みたいです。

「H君」−出向先の人。元カレ。
6歳年下。
すごく好きだったけど、フラれた。

「 I さん」−同じ会社の元上司。
3歳年下。
好きだった人

「Nさん」−元元彼。
6歳年上。交際2年9ヶ月。
憎まれてます

「Aさん」−10歳年上。
既婚者子持ち。
昔々の好きな人。

「あの人」−元元々彼。2歳年上。
1ヶ月でバッサリふられました。
私の通っていた大学の職員。


あなたには届かない

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2007年05月16日(水)
本当の「結末」

 「ところで、どうして突然「あの人」の話なんかしたんですか?」

 私は、「先輩」にたずねた。
 私と「先輩」の間で「あの人」のことはタブーになっていたから。

 「実は・・・。」

 少しの沈黙の後に、「先輩」が言った。

 



 「「あの人」結婚したよ。」



 「そっか。良かったですね。」

 私の口は、自動的にそう言った。

 
 「だったらなおさら、私の写真なんか欲しがってたらだめじゃん。」
 私は笑ってそう言った。

 「「あの人」にとっては、翼とのことは「いい思い出」に、
なってるんじゃないな。」

 「そっか。「いい思い出」か・・・。」

 たいした衝撃は無かった。いつかそんな話を、
聞く時が来るんじゃないかと思った。
 今更、切なくも悲しくも無かった。
 
 ただ・・・、頭の中が空っぽになっていた・・・。

 「一人だけ幸せそうに「いい思い出」にしちゃうなんて、
ずるいよね・・・。」

 そう言ったとたん、「あの人」との思い出が、ワァーと、
蘇ってきた。

 「そっか・・・。幸せに・・・なって欲しいね。」

 それは、嘘じゃなかった。「強がり」だったかもしれないけど。



「別にショックでもないですよ?今更。私が衝撃受けるとでも、
思いました??」

 私は、冗談ぽくそう言った。精一杯の強がり。
「本当の気持ち」は誰にも知られたくなかった。

 「いや・・・。なんとなく。隠してるみたいのも、嫌だったからさ。」

 「先輩」の気持ちは、すごく良く分かった。
私にも、「いい思い出」として、区切りをつけさせたいんだろう。


 それから少し、「先輩」と話して、電話を切った。



 本当の、本当のこと。それは・・・、

 「あの人」が結婚したということ。

 2002年秋。
 「あの人」に恋をして、私はこの日記を書き始めた。
 あの頃の自分には、想像もつかなかった、この恋の結末が、
ここにある。

 





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