初日 最新 目次 MAIL

人物紹介

「翼」−私。苦手なモノ → 恋愛

「T君」−友達のダンナの親友。
1歳年上。
私の事が好き?みたいです。

「H君」−出向先の人。元カレ。
6歳年下。
すごく好きだったけど、フラれた。

「 I さん」−同じ会社の元上司。
3歳年下。
好きだった人

「Nさん」−元元彼。
6歳年上。交際2年9ヶ月。
憎まれてます

「Aさん」−10歳年上。
既婚者子持ち。
昔々の好きな人。

「あの人」−元元々彼。2歳年上。
1ヶ月でバッサリふられました。
私の通っていた大学の職員。


あなたには届かない

MAIL

My追加

2007年05月11日(金)
後悔のコトバ

「そんなこと、今更知っても、何も感じないですよ。」

 私は、なるべく冷静を装ってそう答えた。

 それは、本心だった。

 今更、「あの人」の気持ちを知ったって、何の意味も無い。

私 「やっぱり「あの人」が私と別れて、元カノとヨリを戻したって言う事実がある限り、どんな話を聞いても、「今更、都合のいい言い訳」にしか聞こえない。」

先輩「確かに、そうかもな・・・。悪かったな。思い出させて。」

 「あの人」がいい加減な気持ちじゃ無かったって、私のためを思って出した結論だって、そんなの聞いても、何の喜びも感じないよ。

 むしろ、聞きたくないよ。今更。

 確かに、自分も悪かったって分かってる。

 だけど私は「あの人」を憎むことで、自分を支えてきたところもある。


 きちんと向き合えなかった。お互い。本当の自分を知られるのが怖くて。
カッコばかりつけていて、カッコ悪い「本心の自分」を見せられなかった。
 近づきたいのに、うまく距離が保てなくて、牽制しあって、結局心から触れ合えることは無かった。
 そんな関係が苦しくて、気軽に付き合える「後輩」に逃げた。

 きっと、私の「後輩」の存在が「あの人」の「元カノ」だったんだろう。
気を使わなくても分かり合える気軽な存在。

 私たちはきっとすごく似てた。悲しいくらい似すぎてた。
だからうまく付き合えなくて、お互い疲れてしまった。

 もし、「あの人」とうまく付き合えてたら?
私は「Aさん」と不倫することも無かっただろう。あんなに苦しむことも、
「恋愛するココロ」が鈍ってしまうことも、なんだか恋愛なんてもういいよと思えてしまうことも、無かったかもしれない。

 でも、それは「あの人」のせいじゃない、自分のせいだ。
すべては、弱くて愚かだった自分のせい。
 分かっているよ・・・。もうとっくに分かっていた。

 でも、今更思い出したくなかった。

 今更な「あの人」の言葉は、忘れかけていた「自分の罪」を突きつけられる。





↑エンピツ投票ボタン

My追加


エンピツ