|
|
2008年07月10日(木) ■ |
|
オフェーリアの物語(山田正紀) |
|
●読了:オフェーリアの物語(山田正紀) 数奇な運命に翻弄される、人形使と少女の幻想的な物語。人形には魂があり、時に回りの人を哀しい出来事にひきこんでしまう。人形使のリアは人形のオフェーリアと一体になり、影歩異界と神座御世の二つの世界を行き来し、人形たちの中に宿る魂の声に耳を傾けるのだ…。壮大で美麗な世界が展開するファンタジー小説。
先日買った本を読み終わった。この本は書店で呼ばれたので(すごい引力だった!)、読んだことがない作家だったけど、きっと面白いだろうと思って買ってみたもの。 面白かった。大好きな人形ものだし。言語感覚が独特で、2つの異なる世界が重なったり、あっちへ行ったりこっちへ行ったりするので、1度読んだだけではよく分からないところもあった。作中で使われてる言葉が、作者の造語なのか、当て字なのか、それとも本当にある言葉なのか、判断が付かないものが沢山会った。影華さんの言葉遣いも、時々不思議なところがあったように思う。どこかの国の訛り? こういう感じは嫌いではないな。続きも出るらしいし。
人形ものといえば、シルヴィア・ウォーのメニム一家シリーズ、途中までしか読んでないんだった! 3作目くらいまで読んだのだったか? もう最初から読んだほうがいいかも。 ああっ、そういえばマキリップの『ホアズブレスの龍追い人』 8月に出てしまうんだった。読まなきゃ新刊で出たときに買った原書ハードカバーが泣く〜〜。高かったのに・・・。
|
|