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2008年05月11日(日) ■ |
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妙なる技の乙女たち(小川一水) |
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●読了:妙なる技の乙女たち(小川一水) 出版社/著者からの内容紹介 時は2050年、東南アジアの海上都市、リンガ。宇宙産業の拠点となったリンガには、額に汗して働くさまざまな女性たちがいた。宇宙服デザインに挑む駆け出しデザイナー、港の小舟タクシーの「艇長」、機械の腕をもつ彫刻家、巨大企業の末端で不満を抱えるOL......自らの「技」を武器に、熱く働く女たちを描くオムニバスストーリー。
2月頃に発売されたばかりの時に買って読んだ。リンガという街を舞台に、そこの特殊な業界で働く女性たちを主人公にした連作短編集。現代と繋がった未来世界。 小川一水という作家は私と同世代の男性なのだけど、男性作家には珍しく女性キャラの描き方がまあ違和感が少ない人。細部では引っかかるところもなくはないんだけど、言葉の使い方や話の持って行き方がなんか上手で、ぐいぐい読まされてしまうんだよなあ。一番印象に残ったのは最後の話、特にスター・ハーヴェスト・プラン(S・H・P)のあたり。
▲DVD:ミネハハ 秘密の森の少女たち 『エコール』に続いてこちらも見ました。原作が読みたいなあ。
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