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2007年05月15日(火) ■ |
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前巷説百物語(京極夏彦) |
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●読了:前巷説百物語(京極夏彦) 内容 ] 直木賞受賞作「後巷説百物語」へ続く、若き又市たちの活躍を描く。大胆な仕掛けで恨みを晴らす又市たちの出会いが語られる。
おもしろかった。このまま「若き日の又市シリーズ」にならないかなあ。又市が若い!・・・若い、というか、これはもう「ケツが青い」って感じの可愛さ(笑 最初、登場人物の会話文の訛り(江戸や関西の訛り)がどうにも分かりずらくて、読みにくかったのだけど、徐々に慣れて気にならなくなった。又市の若い頃の話で、後の又市がああいう風になっていく経緯が描かれる。いくつか小さな事件があって、若い頃の又市と彼を取り巻く人々がそれを解決して、キャラクターが出揃って全体の顔ぶれが分かってきた頃に、大きな敵の存在がドーンと明らかになる。その敵と対決して、大事件に発展していくというのがストーリーの大まかな流れ。
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