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2006年12月30日(土) ■ |
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アンギヌムの壺 英国妖異譚15(篠原美季)読了 |
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●読了:『アンギヌムの壺 英国妖異譚15』(篠原美季) 内容 オスカーの秘密が明らかに!?呪われた血!? オスカーの受難に立ち向かうユウリ!! ――「アンギヌムの壺」を見つけた者が後継者――という不可解な遺言書。オスカーは顔も見たことのない実父の家の遺産相続争いに巻き込まれていた。一方、聖ニコラウスの日のプレゼント交換会の話題でもちきりのセント・ラファエロ。だが、ユウリはオスカーが襲われる夢や頭に載っている壺が見えてしまい不安をつのらせていた。呪われた血にユウリの誓願が響く――!!
このシリーズはずっと追いかけてます。 相変わらずセント・ラファエロとその関係者が関わる幽霊話なんだが、今回はエドモンド・オスカーが主役。彼の視点で話が進むので、今までとは違った視点が多くて新鮮だった。後半になって、またもや例によって、何の脈絡もなく突然アシュレイが首を突っ込んできて、引っ掻き回したりする。オスカーの視点から見た「ユウリとシモン」が楽しかった。2人に対する麗々しい形容が面白すぎる。それから、あとがきにあった講談社ガールズi(http://girlsi.jp)に掲載の番外編「アーチボルト・シリトーの日常」、携帯で読んでみた。もうこれって、作者本人が作る同人誌のノリだよな〜。おもしろいからいいけど。
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