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2006年12月29日(金) ■ |
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鳥籠荘の今日も眠たい住人たち〈1〉(壁井ユカコ) |
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●読了:鳥籠荘の今日も眠たい住人たち〈1〉(壁井ユカコ) 内容(「BOOK」データベースより) “ホテル・ウィリアムズチャイルドバード”、通称“鳥篭荘”には、普通の社会になじめない一風変わった人々が棲みついている。妄想癖の美女、ゴスロリ小学生、ネコの着ぐるみ、不気味な双子の老人、そして響き続ける正体不明の金切り声。そんな“鳥篭荘”の住人の一人・衛藤キズナが、5階に住むひきこもり美大生・浅井有生と知りあったのは16歳の冬。そして、誘われたバイトは、絵のヌードモデル。やってみることにしたキズナは、油絵具の匂いがこもる雑然としたアトリエで浅井と一緒に過ごすうち、その時間が自分にとって次第に大切な日常の一部になっていくのを感じて…。“鳥篭荘”のちょっとおかしな住人たちの、ちょっとおかしな、けれどいろいろフツーの日常をつづる物語。
変人ばかりがいるという古いマンションの住人たちを描いた連作短編集。主人公のキズナと、画家の浅井の関係を軸に、鳥篭荘に住む人たちが次々と出てくる。ちょっと散文的すぎで尻切れトンボな印象だけど、シリーズの1冊目としてはまあ悪くないかも。風呂の中で読み始めて、最後まで読んでしまった。印象に残ったのは着ぐるみ猫のパパとゴスロリ小学生の父娘の話。パパはなぜいつも着ぐるみをきているのか?真相にグッときて、納得。
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