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読んでね。
『影のオンブリア』
(パトリシア・A・マキリップ)


冒頭の抜粋(英語)
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2006年04月09日(日)
アコギなのかリッパなのか(畠中恵)

●読了:アコギなのかリッパなのか(畠中恵)
内容(「BOOK」データベースより)
21歳の大学生・佐倉聖は腹違いの弟を養うため、元大物国会議員・大堂剛の事務所に事務員として勤めている。ここに持ち込まれるのは、大堂の弟子にあたる議員からの様々な問題。飼い猫の毛の色が変わる謎、後援会幹部が何者かに殴打された事件の始末、宗教団体へ入信の秘書が寄進した絵画の奪還…などの厄介ごとに関わった聖は、元不良の負けん気と機転の利く頭で、センセイ方顔負けの“解決”を成しとげてしまうのであった―。昔は不良だった事務員が、元大物代議士のもとに持ち込まれる陳情、難題、要望から、その裏にある日常の謎を解決する現代ミステリー。


図書館で借りてサクッと読了。なかなかおもしろかった。
しゃばけシリーズ】の畠中恵の現代もの。テイストは同じで、独特の味のあるキャラクターたちがドタバタ活躍しながら、周囲で起きる(事件とも言えないような)出来事を読み解いたりする連作短編集。
『しゃばけ』もそうだけど、こういう本はどこまでもキャラクターが命。主人公の佐倉聖や、「オヤジ」こと大堂剛をどう思うかが評価の分かれ目という気がする。佐倉聖は(若だんなと違って)オットコマエな奴だし、馴染みのない政治の世界が舞台だし、雰囲気は全然違うんだが。続きは出ないのかな。出るだろうな、きっと。楽しみにしていよう。