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2006年03月18日(土) ■ |
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チョコレートコスモス(恩田陸) |
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●読了:チョコレートコスモス(恩田陸) まだそっち側に行ってはいけない。そっち側に行ったら、二度と引き返せない。」 幼い時から舞台に立ち、多大な人気と評価を手にしている若きベテラン・東響子は、奇妙な焦りと予感に揺れていた。伝説の映画プロデューサー・芹澤泰次郎が芝居を手がける。近々大々的なオーディションが行われるらしい。そんな噂を耳にしたからだった。 同じ頃、旗揚げもしていない無名の学生劇団に、ひとりの少女が入団した。舞台経験などひとつもない彼女だったが、その天才的な演技は、次第に周囲を圧倒してゆく。稀代のストーリーテラー・恩田陸が描く、めくるめく情熱のドラマ。演じる者だけが見ることのできるおそるべき世界が、いま目前にあらわれる!
届いたばかりの恩田陸の新刊本をむさぼるように読んだ。おもしろかった〜。本に没頭するって、癒されるわ〜。 内容は『ガラスの仮面』そのもの。主人公の東響子は亜弓さん、もうひとりの主人公である無名の天才少女、飛鳥はマヤ。ひとつの舞台を作り上げるために沢山の関係者たち・・・女優はもちろん、脚本家、演出家など色々な人たちの葛藤が描かれる。テーマになる舞台は「二人の女」の話で、その2人を決めるために4人の女優がオーディションを受ける場面がストーリーの後半のキモ。その場面の飛鳥は本当に『ガラスの仮面』のマヤそのもの。それっぽい。 まあ予想通りの方向に話が進むんだが、楽しくて興奮して一気に読んでしまった。この舞台が見てみたい! それからちなみに、チョコレートコスモスは実在しているらしい。へ〜へ〜へ〜。
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