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2006年03月16日(木) ■ |
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GOSICK―ゴシック(桜庭一樹) |
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●読了:『GOSICK―ゴシック』富士見ミステリー文庫(桜庭一樹) 内容(「BOOK」データベースより) 聖マルグリット学園の図書館塔の上の上、緑に覆われたその部屋で、妖精のような少女―ヴィクトリカは待っている。自らの退屈を満たしてくれるような、世界の混沌を―。その少女は語るのだ。パイプをくゆらせながら。「混沌の欠片を再構成しよう」そして、たちどころにそのどんな謎をも暴く…いや、〈言語化〉してしまうのだ…という。西欧の小国・ソヴュールに留学した少年・久城一弥。彼はふとしたことから知り合った少女・ヴィクトリカとともに、郊外に住む占い師殺人の謎に挑む。しかし、それはある大きな謎の欠片でしかなかった。囚われの姫と、彼女を護る死に神が、幽霊の現われる呪われた船の謎に挑む。白と黒の物語の幕が今、開きます。
おもしろかった。 誰もいなくなった豪華客船に取り残され、その船には実はトラップがたくさん・・・というエコーナイト(ゲーム)みたいな舞台設定。人形のようなかわいらしい外見をした貴族の令嬢ヴィクトリカと、極東の帝国軍人の三男・久城一弥がその船の上を歩き回り、最後にはその船に秘められた謎を解く。表紙と挿絵が可愛くて手に取ったんだが、ストーリーもまぁまぁ良いし、なによりシチュエーションがおいしくて、おなかいっぱいになった。続きも読みたい。 それから、あとがきがありえないくらいおもしろかった。ザ・ゴールデンブラジャー。ぷぷぷぷ。
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