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2005年10月27日(木) ■ |
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玄い女神 建築探偵桜井京介の事件簿(篠田真由美) |
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●読了:玄い女神 建築探偵桜井京介の事件簿(篠田真由美) 内容(「BOOK」データベースより) 旅先のインドで、橋場亜希人が不可解な「密室」死を遂げた。10年後、橋場の恋人だった狩野都は群馬山中に「恒河館」を建て、当時の旅行仲間たち、そして桜井京介を招く。ミステリアスな「館」で展開される真相解明劇。そこへ、さらなる悲劇が…。過去と現在が複雑に絡み合う謎を、京介はどう解き明かすか。
おもしろかった。建築探偵桜井京介の事件簿シリーズの2作目、山の中の洋館を舞台にした、非常に古典的な形のミステリ。 桜井京介の元へ、高校生時代に知り合いだった狩野都と名乗る女性から手紙が来て、群馬の山中にある彼女の経営するホテルを訪ねることになるところから話が始まる。10年前にインド旅行中に起きた殺人事件の関係者が山の中のホテルに集められ、ホテルから出られなくなったまま殺人事件が起きるという非常にオーソドックスな設定。今回はインドがテーマになっていて、全編にインドの妖しい神々の気配が濃厚に漂っているのが印象的だった。しかも最後にどんでん返しがあって、事件全体の印象が一気に変わってしまってビックリ。 *【未明の家(シリーズ1作目)のレビュー】
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