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2005年07月27日(水) ■ |
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Charming the Prince(Teresa Medeiros)@5/31章 |
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●読書中:Charming the Prince(Teresa Medeiros)@5/31章 夏はロマンスだ! ということで、未翻訳のヒストリカルロマンスを読み始める。まだハリポの名残を引きずってるので、こういう時はなおさらファンタジーはダメだ。 本書は【RaquelのVida Cotidiana】さんのレビューを見ておもしろそう! と思って買ったもの。Fairy Taleシリーズということで、シンデレラがモチーフになっているようで面白そう。
プロローグ、1347年。貧乏領主とそのひとり娘Lady Willow of Bedlingtonのところへ、新しい妻(継母)Blancheがやってくる。Willowは"Will the lady Blanche love me?" と新しい母ができるのを楽しみにしていたが、Blancheは前夫の子供を5人も連れており、Willowを自分の娘として可愛がる様子はまったくなかった。 第1章、13年後の1360年。Lord Bannor the Bold、英国の誇り、フランスには脅威と恐れられる勇敢な戦士は、自分の城で12人の子供たちに囲まれて途方に暮れている。まったく言うことを聞かない手に負えない子供たちが1ダース・・・そうだ、継母を連れてきて面倒を見させればいい! これ以上子供を作ろうと思えないような平凡で母性愛にあふれた女がいい。 一方、年頃になったWillowは義理&異母きょうだいたち10人に囲まれて、皆に召し使いの扱いを受けていた。父は継母の言いなりになってしまい、Willowは一生このまま奴隷のように働かされるのかと思っていたが、Lord Bannor the Boldの執事が領地へやってきて、WillowがLord Bannorへ嫁ぐことに。
ま、シンデレラだから主人公受難型で、特に最初の方など実際に書いてあることは「これって虐待だろ」って感じなんだけれど、全体的にユーモアがあるので重苦しい雰囲気にならなくて読みやすい。Willowの性格もあるかな。つらいめにあっててもめげない、夢見ることを止めない強さって素敵。あとBannor、脇役たちの弾むような会話がいいなぁ。ニヤッと笑える場面が多いから、そこで緊張感がうまく解ける感じ。楽しく読めそう。
ヒーロー役のBannor君はヘタレですね。冒頭から自分の子供の名前も覚えていないことがバレバレ。覚えろよ12人くらい! きっと頭も筋肉でできてるんだろう。自分でどうにも出来ないから「継母を作ればいい」って短絡的なあたり、あんたは責任放棄かい!みたいな(^^; 描き方によってはムカつくキャラだと思うんだけど、本当に肩を落として途方にくれてるあたりが、抜けてて可愛いとか思ってしまった。・・・くそぅ、作者の術にハマってる気がする。こういう奴はにぶいから、あんまり気配りとかは期待できなそうだけど、Willowとはいいコンビかも。がんばれWillow!
<キャラリスト> Lady Willow of Bedlington :ヒロイン(シンデレラ 黒髪スレンダーなタイプ) Lord Bannor the Bold : ヒーロー(王子さま マッチョ系らしい) Hollis : Lord Bannor the Bold の執事・友人。嫁探しを任命される
◎子供たちの名前 **Margaretが3人、Maryが1人、Mary Margaretが1人いる Desmond Ennis Mary Hammish Edward Kell Mary Margaret Meg(1人目のMargaret?) Margery(2人目のMargaret?) Colm Peg Mags(3人目のMargaret?)
●メモ 母に習えばウマウマごはん(小栗左多里) "ダーリンは外国人"の小栗さんがお母様と作ったお料理の本。
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