|
|
2005年04月27日(水) ■ |
|
Little Dot(Diana Wynne Jones) |
|
●読書中:Firebirds(Patricia A. McKillip他) *書き下ろしファンタジーアンソロジー短編集 【収録作品】
≪Little Dot / Diana Wynne Jones (41p)≫ メス猫トゥーランドット、通称リトル・ドットを主人公とした冒険ファンタジー。 あたしは話し相手になる魔法使いヘンリーを飼っていて、本当に幸運だった。ヘンリーは猫が驚かされるのが嫌いなのをよく分かっていて、だから子猫の頃のことを話して聞かせてくれた。あたしが、小さすぎて覚えていない頃のことを。・・・リトル・ドットは、ある日ヘンリーが捨て猫を拾ってきたのを見て怒りに震える。ひどい裏切りだわ! あたしがいるのに! *翻訳「ルトル・ドット」は月刊誌「ミステリーズ!vol.07」(東京創元社、2004年10月刊)に収録。
・・・猫がいっぱい。 もう次々、どんどん出てきて大変! 猫たちのキャラクターが際立っていて面白かった。それに、猫=女という隠れテーマもあって、ヘンリーの彼女が出てきて猫たちと対立したり、色々楽しい。猫の様々な泣き声や出す音の描写がすごい。私は猫を飼った経験はないのだけど、読んでいて頭の中に音が自然に浮かんできた。 リトル・ドットは作者の飼い猫である「非常に強い個性を持った猫ドラベラ」をモデルにしているそうだ。本編は楽しかったけど、この著者後書きも最高。内容紹介は、さりげに冒頭部分を訳してみました。
|
|