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読んでね。
『影のオンブリア』
(パトリシア・A・マキリップ)


冒頭の抜粋(英語)
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2005年03月08日(火)
海神(ネプチューン)の晩餐(若竹七海)

●読了:『海神(ネプチューン)の晩餐』(若竹七海)
出版社/著者からの内容紹介
暗号、死体消失……船上の怪事件
氷川丸一等船室から、タイタニック号沈没の際持ち出された謎の原稿が盗まれた。原稿に隠された暗号に気付いた高一郎の周りで、金髪美人の幽霊出現、死体消失、殺人未遂騒動など、次々と起こる怪事件。香港→横浜→バンクーバーまでの航海中の船上を舞台にくりひろげられる著者渾身の本格長編ミステリー。


戦前が舞台なので、いちおう歴史ものになるのかな。主人公の高一郎は金持ちの御曹司で、日本からカナダのバンクーバーまで10日かけて航行する船の一等客。中国系アメリカ人、ヨーロッパ人、在日外国人と様々な人々が入り乱れて、一体だれが犯人なのか?原稿に隠された暗号の意味は!? 
今のようにジャンボジェットなんてなかった時代に、大陸間をのんびり船で移動する優雅さと過酷さ、上流階級の御曹司・ご令嬢の会話を満喫しつつ、謎解きを楽しむという感じか。一応「タイタニック」が元ネタになっているらしい。
全体的にいまいち半端な印象だった。登場人物の印象が薄くて、なかなか覚えられなくて困った。途中かなり中だるみするし、「事件」も結局何の実害があったわけでもないようだし。「船の中」という場面設定が面白かったから最後まで読めたけど。

●図書館
『ぼくのミステリな日常』(若竹七海)
『海神(ネプチューン)の晩餐』(若竹七海)
『船上にて』(若竹七海)
『閉ざされた夏』(若竹七海)
『心のなかの冷たい何か』(若竹七海)
『火天風神』(若竹七海)
『水上音楽堂の冒険』(若竹七海)
『M8(エムエイト)』(高嶋哲夫)
『ほうかご探偵隊』Mystery land(倉知淳)
『ゴーストハンター 氷の足あと』(コルネーリア・フンケ)

冊数制限いっぱいまで借りたのは久しぶりだ。若竹七海の本を見つけて、ついまとめて借りてしまったんだが、この人の本って意外と在庫切れが多いのね。『M8(エムエイト)』は地震の本、フィクション。『氷の足あと』は、【インクハート】のフンケの新しい翻訳本なんだが、表紙がイヤすぎる! このセンスは一体・・・児童文庫から出ているせいか? どうせマンガ風なら、もうちょっとかわゆくすればいいのに!