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読んでね。
『影のオンブリア』
(パトリシア・A・マキリップ)


冒頭の抜粋(英語)
レビューリンク

2005年01月02日(日)
テイルチェイサーの歌(タッド・ウィリアムズ)@4/33章

●読書中:Tailchaser's Song(Tad Williams)@4/33章
翻訳≫テイルチェイサーの歌(タッド・ウィリアムズ)
内容(「BOOK」データベースより)
ぼくの名はテイルチェイサー。偉大なる猫一族の末裔。これといった取柄もない平凡な猫。そんなぼくに大きな異変がおとずれた。ほんの何日かの間に愛しい牝猫ハシュパッドを含む数匹の仲間が、前ぶれもなしに行方をくらましたのだ。集まった長老たちは自力で解決する方法を見いだせない。業を煮やしたぼくは、ひとりハシュパッド探索の旅に出ようと決心した。だが森へ足を踏み入れたぼくを待ち受けていたのは、地上制覇をもくろむ邪悪な存在だった。…伝承の歌に彩られた猫族の世界を舞台に若き英雄の成長をみずみずしく謳い上げる傑作冒険譚。


なかなか良さそう。英語の紹介文にWatership Down(Richard Adams)を髣髴とさせる猫の世界がなんとか書いてあったが、確かにそれっぽい。読みやすいので、このままさくさく終わりまでいけるかも。ファンタジーというより、今のところ"猫の視点で書かれた現実世界"って感じだな。フリッティの言動は結構「本能的」というか、分かりやすいというか・・・細かいところは気にしないでどんどん読めるから楽。

主人公は若い雄猫フリッティ・テイルチェイサー(Fritti Tailchaser)。若いというよりもまだ子供で、子猫に毛が生えたティーンって感じの猫。フリッティは幼い頃、森の中に巣を作った母猫と兄弟姉妹たちと暮らしていたが、ある日自分を残して家族がみんな消えてしまう。死にかけているところをM'anに救われて以来、だまってエサをくれて、安全な寝場所も確保して、居心地よく暮らしてきた。ある夜(=冒頭)ずっと仲良しの牝猫ハシュパッド(Hushpad)が集会に来ず、心配するフリッティ。聞いてみると、他にも猫たちが突然行方不明なる事件が続発しているらしい・・・。