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2004年10月08日(金) ■ |
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古書店アゼリアの死体(若竹七海)読了 |
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●読了:『古書店アゼリアの死体』光文社文庫(若竹七海) 内容(「BOOK」データベースより) 勤め先は倒産、泊まったホテルは火事、怪しげな新興宗教には追いかけられ…。不幸のどん底にいた相沢真琴は、葉崎市の海岸で溺死体に出合ってしまう。運良く古書店アゼリアの店番にありついた真琴だが、そこにも新たな死体が!事件の陰には、葉崎市の名門・前田家にまつわる秘密があった…。笑いと驚きいっぱいのコージー・ミステリの大傑作。
この本の主役は葉崎市の名家である「前田家」の人々。戦後間もなく、双子の兄弟の間で跡目争いが起きたという前田家は、兄弟の妹に当たる前田紅子ばーさんと、紅子の姪で争いに破れた弟の子孫である前田満知子が力を握っている。実業家の満知子が権勢を振るう葉崎市へたまたまやってきた失業中の元OL・相澤真琴は、たまたま海岸で死体を発見し、成り行きから紅子の経営するロマンス本専門古書店「アゼリア」の店番をすることに・・・。 面白くて一気に読んでしまった。以前読んだ【ヴィラ・マグノリアの殺人】が大変面白かったので、続けて同じ街を舞台にした同じ葉崎花シリーズ(勝手に命名)の本を買って積んであったもの。「アゼリア」ってロマンス本専門古書店だったのね! うわー、めちゃくちゃ楽しそう! ロマンス本の話で盛り上がる部分の会話が楽しすぎる! 紅子と真琴が初めて会うシーンとか、「ロマンスまつり」のおばさまたちの会話とか。うわー! ビクトリア・ホルトがずっと気になってるんだけど、読んだことないんだよな〜。
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